マンモグラフィ検診 50~69歳で受診数が減少

 ブラジル乳腺外科学会(SBM)とブラジル乳腺外科調査ネットワークが実施した調査により、昨年統一保健システム(SUS)で行われたマンモグラフィ(乳房X線検査)で、優先検査対象である50~69歳の年齢層の女性の受診件数が過去5年間で最も少なかったという結果が示された。1日付ニュースサイトR7など国内メディアが伝えた。

 今回の調査は、10月の乳がん予防啓発月間にあわせ、今月初めに公表された。調査結果によれば、この年齢層の1150万人がSUSの公立保健ネットワークで検査を受けることが期待されていたが、実際に検査を受けたのは270万人で、わずか23%に留まっている。世界保健機関(WHO)が推奨するマンモグラフィの受診カバー率は70%となっている。

 今年の実施状況について保健省は、1月から6月の期間に200万件以上のマンモグラフィ検査が実施され、そのうち130万人は50~69歳の年齢層だったと説明している。

 マンモグラフィ検査は、乳がんを検出するために行われる画像診断で、1センチ以内の小さな腫瘍や病変を識別できるよう、乳房を圧迫して撮影される。SBMは、40歳以降は2年ごとに、そして50歳以降は毎年検査を受けることを推奨している。

 SBM審議評議会の会長で、この調査を監督したルフォ.フレイタス.ジュニオル氏によると、国内5地方のうち北部と中西部で受診数が少なくなっている。同氏は声明で、マンモグラフィ検査の予約や実施の困難、検査を行う技術者の不足、機器の損傷などが受診者数減少に関連しているとの見方を示している。

 保健省は声明で、「SUSによる患者への対応は、市民への適切なサービス提供の保障を目的として、必要性に応じて患者のアクセスを規制し、保健医療活動とサービスのプログラムを実施し、自治体における必要な量に応じて資金を配分するために、州と自治体の保健局により規制されるべき」と説明している。

 州別で受診割合が低かったのはアマパー州、連邦直轄区、ロンドニアなどで、アマパー州は期待された2万4000人のうち受診件数は260件だった。連邦直轄区は15万8000人のうち5000人、ロンドニア州では7万6900人のうち5700人の受診に留まっている。

 SBMのアントニオ.フラソン会長は声明で、毎年の受診が推奨されている年齢を40歳に引き下げた場合、状況はより深刻になっただろうとの見方を示している。

 世界保健機関によると、今年、ブラジルでは乳がんが約8万5600人の女性に影響を及ぼすだろうと想定されている。肺がんと同様に、乳がんは新たな発症数が最も多くなっている。

2018年10月11日付

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