モザイク 2017年11月10日付

 WILL株式会社の第2回チャリティーコンサートが美川憲一氏に決まった。公演日の5月13日は「母の日」。母の日には絶好のプレゼントと言える。世界各国で事業を展開する同社の大倉会長は、ブラジルで事業を始める前に下見に訪れ、日系コロニアの人たちと初めて触れた。そして、「この人たちを応援するのが我々の社会的使命だ」と心に刻んだ。その想いがチャリティーコンサートへとつながったのだが、1回だけではなく継続していくことを表明し、第2回目公演も実現に向け動き出した。しかも、移民110周年の支援を忘れず、あいさつに訪れた文協呉屋会長に収益金の一部寄贈を申し出た。思わぬプレゼントに驚いた呉屋会長、「日本人って素晴らしいわね。昔気質の人がまだいるのね」と感激冷めやらぬ思いで帰路についた。
     


 隣国ペルーでは10月19日、医療用大麻を合法化する法案が賛成多数で可決された。今年7月には隣国ウルグアイで大麻が合法化され、購入・栽培可能量を制限することで、中毒性の高い麻薬の流通を阻止する目的だという。これに対し、ペルーでは医療用大麻合法化のきっかけは、末期症状の病を抱える患者や、変性疾患を患っている患者用に大麻油を生産していた違法工場が摘発された後、同法案が国会に提出された。また、輸入品では価格が高騰し、患者の手元に入らないという医療現場の声から、自国での栽培・生産に関する条項も加えられている。アルゼンチンでは、近年の最高裁判決で、他人を傷つけない限り罰しないという判決が下っており、事実上合法と認知されている。隣国が次々に口実をつけて大麻を解禁していく中で、ブラジルはどこまで耐えられるだろうか。
     


 先日、「日本円への両替はしない」と頑なに話している人に出会った。なぜかと理由を聞いてみると、ブラジルの通貨がクルゼイロだった時代、商売人の間では目先に必要のないお金は全てドルに換えて持っておくのが当たり前だったそうだ。「不安定で、いつ紙切れになるか分からない通貨より安全」というのが浸透していたとか。日本へデカセギに行った人たちも、両替したドルを大量に持ち帰ったという。10万ドル以上を腹に巻いて持ち帰る人も多かったとか。今では不可能だが、「レントゲンなどの手荷物検査が無い時代だったから」と笑う。今でもドルに両替えして持つ人がおり、「ドル神話」は残っているようだ。

2017年11月10日付

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