モザイク 2017年4月7日付

 JRグループが3月31日に「海外在留10年以上の永住者にジャパンレールパス発行を認める」とした決定は、まだまだ不十分な点も多いが、佐藤悟在ブラジル日本国大使や在サンパウロ総領事館もブラジル日系社会の要望を事前に日本側に伝え、後押ししてくれていたのは正直、嬉しかった。インターネットのフェイスブック上で約7700人分の署名を集めた「ジャパン・レール・パスを考える在外邦人の会」でも「ブラジルの日系人社会の今回のJRパスの件に関する働きかけを追っていて、日系人社会の繋がりの強さに本当に感心させられました」とし、「海外邦人の存在を日本の大企業に認めさせたと言う気持ちはするので、(反対署名)運動をやって良かったとつくづく思います」とコメントしている。様々な人々の思いが一つになった形か。
     


 田辺さんの奥さん、恵子さん(66、福島)も入植者の一人。ただ幼かったこともあり、入植した当時のことは何も覚えていないとか。苦労した記憶は「その生活が普通だったし、みんな同じ生活だったから」という理由で無いという。父親は元新聞記者。やったことのない畑仕事でいつも肩がこっていた父親の姿はしっかりと覚えている。通ったのは現地のブラジル人学校で、日本語は漫画で勉強した。学校へは裸足で通い、運動靴を買ってもらっても破れたら新しいのを買ってもらえないので、靴を手に持ち裸足で歩いて行くような子供時代だったそう。現在のように学校で軽食が出なかった当時は、お腹がすいたら木の実を食べて空腹を満たしていたという。田辺さんとの間には3人の子供に恵まれた。「自分が大学に行っていない分、『子供は絶対大学に出すぞ』と誓った」と話し、見事3人とも大学を卒業。子育ても落ち着いた現在は田辺さんと共に、何かあれば文協のイベントに顔を出している。
     


 昨日に続いてクサイ話で恐縮だが、日本の報道によると、奈良市の奈良公園の公衆便所で和式用の汚れが目立っているとか。その原因は外国人の急増により、和式便所を前後逆に使うケースが多いとみられるそうで、想像したくはないが、想像に難くない。そう言えば、昨年ベトナムに行った際に、洋式便所の正しい使い方として、洋式便所の便座に和式スタイルのように足を乗っけて用を足さないようにとの注意書きが図示されてあったな。奈良公園でも2015年から和式便所の個室内に正しい使い方をイラストで示しているそうだが改善されず、関係者はフン害に憤慨している様子。やはり、文化の違いは「大」のようで。

2017年4月7日付

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