モザイク 2017年5月9日付

 ついに開館したジャパンハウス(JH)。これだけ多くの人が集まるとはモザイク子は予想していなかったので、取材に行って行列ができていることに驚いた。各ブラジルメディアへの宣伝効果はばっちりあったようだ。来館者に感想を聞くと、日系人、非日系人共に気に入ったようだった。特に、若者層や日系企業に勤務するブラジル人らからは「知らなかった日本を知れた」と、かなり好意的に受け入れられていた。しかし、中には不満の声もあり、ある日系人男性は「階段の手すりが片側にしかなく、とても危ない」と漏らした。
    


 また、違う日系男性からは「大金を使っているから、もっとすごいのかと思ったらたいしたことなかった。竹はブラジル人に馴染みがなく、分かりづらい。竹細工の細かさなどは日本人や日系人なら見たらすごさが分かるが、ブラジル人は説明しないと分からない。JHにはすごい所がたくさんあるが、説明しなければすごさが分からないことも多い。日本の最新技術の展示など、分かりやすいものから始めたら良かったのでは」という辛口意見も飛び出た。「今は写真を撮ってすぐSNSで共有したり、ワッツアップで家族や友人にすぐ写真を送る時代。WI―FIがあれば、もっと良かった」という現代的な意見も聞こえた。個人的には「JHの中はすごい清潔な日本なのに、一歩外に出ると汚い伯国」と話したブラジル人の感想が面白かった。伯国では、清潔さこそ一番分かりやすい日本かもしれない。
      


 株式会社五十嵐製麺は既にブラジルだけでなく、オーストラリアや、フィリピンなどにも商品を紹介したりしている。かと言って五十嵐社長はもともと海外経験が豊富だったわけではなく、4年前の来伯経験が自信になったそうだ。英語には全く自信がないそうだが、「ブラジルに来ればアフリカでも行ける」と語り、この日も積極的に商品紹介を行っていた。「福島の良いものを認めてくれる所なら、中国でも韓国でもどこへでも行く」と意気込み、五十嵐社長は日本、福島県の良さを海外からアピールする。開館したばかりのサンパウロのジャパンハウスも、こういう県人会周辺の試みともっと積極的に手を取り合っていけばいいのになあと記者は思う。

2017年5月9日付

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