モザイク 2017年8月10日付

 歴代サンパウロ総領事は、日系コロニアからの陳情に対して「我々現場は理解しているのだが、本省が理解していないので話が通らない」というのが口癖だった。ところが、6月9日の閣議決定で「骨太の方針2017」に「中南米等日系社会との連携強化に積極的に取り組む」ことが盛り込まれ、状況が一転した。何かあれば陳情し、協力をお願いすれば取り上げてくれる可能性が大幅に広がるだろう。ただし、中南米局長に就任した中前隆博・前サンパウロ総領事は、日系コロニアについてはモザイク子以上に精通している。今までのようないい加減な企画書では通らない。特に、移民110周年事業を考えている人たちは、それを肝に銘じたほうが恥をかかなくて済む。
    


 サンパウロのジャパン・ハウス(JH)について、外務省中南米局長に就任した中前隆博・前サンパウロ総領事が東京で行った講演で、「文化施設ではない。戦略的発信だ」と強調するのは少しは理解できる。しかし、実際にブラジルの地方からJHを訪れた日本人の一人は「施設そのものが小さく、思っていたより期待外れだった。一番不思議だったのは、(ヒノキを組み合わせた)外観。まだ工事中なのかと思った」と苦笑していたことも事実。日本の外務省が、JH運営費として2015年度から4年間で計37億円の巨額予算を計上している中、コロニア関係者からは「その一部でも日系社会に還元してくれたら」との本音の声も聞こえる。さて、4年後のJHはどうなっているんでしょうかね。
    


 インターネット上の情報によると、米国のIT関連企業が従業員の手に米粒大のマイクロチップを埋め込むことを呼びかけ、数十人単位の希望者がチップを埋め込んだところ、手をかざすだけで同企業内の扉の解錠やパソコンへのログインができるようになったそうな。映画のような話が今や現実になる世界だが、自分の体内にマイクロチップを埋め込むことについて記者個人的には、どういう神経をしているのかと疑いたくなる。まあ、便利なんでしょうが、会社のイヌじゃあるまいし。下手なチップを体に埋めこまれると、会社に逆らう人間はそれこそピンポイントで消されそうだが。

2017年8月10日付

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