モザイク 2018年12月18日

 「カオリン王」堀井文夫さんの出版記念会で乾杯の音頭を取った森昇さんは、94歳の現在も矍鑠(かくしゃく)としており、ゴルフ歴は50年以上とか。モジ・ダス・クルーゼス市内のイピランガ病院の創設者で同病院院長も経験し、現在も自身の診療所で臨床医として活動しているというから驚く。「(外科医として)日本の侍(さむらい)のように、たくさんの人を切ってきたよ」と事実に基づいた冗談を飛ばす姿は、無口な堀井さんとは対照的。しかし、そうした両氏の性格を表した人間関係が長年の友情を育んできたのだろうと思うと、羨ましくなった。


 13日夕方にサンパウロ市内で降った集中豪雨はひどく、街中はあっという間に「川の流れのように」状態に陥っていた。しかし、それ以上にひどかったのは、取材でモジ・ダス・クルーゼス市まで行く途中に見たチエテ川。豪雨で増水したため、上流から大量のゴミが下流に流れ込み、ペットボトルやビニール袋・紙などのゴミの列が延々と川面に続いていた。聖市内の街中は犬のフンや人糞などが豪雨ですっかり洗い流されて表面上はキレイになったが、長年にわたって汚染されてきたチエテ川はちょっとやそっとの豪雨ではキレイになりません。まさに、人災ですな。


 先日、ブラジル人の友人と恋愛観について話していた際に「浮気したらどうする?」と聞いたら、「当然別れる」と即答された。浮気は裏切りで、自分に対する侮辱。また、同じことを何度も繰り返す可能性も高いからだそうだ。逆に日本の価値観について聞かれた時に、女性は男性の浮気を我慢するケースが多いと話したら「信じられない」と即否定された。逆に男性は自分が浮気をしていても、女性の浮気を嫌がるという話もすると「意味がわからない」と一蹴。「日本の女性は、我慢せずに平等な立場で接するべき」と諭された。日本はジェンダー観が遅れているのは理解していたが、強いブラジル人女性から否定されると自分の価値観を見直す気になった。それにしても「私の男なんだから、毎日私のことだけを考えていて当然でしょ」という友人には、ちょっと行き過ぎじゃという言葉が出かけましたが。

2018年12月18日付

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