モザイク 2018年3月7日付

 キューバの写真家ホセ・アルベルト・フィゲロアの写真展が4日まで、サンパウロ市セー広場隣のブラジル銀行文化センターで開催されていた。展示された写真は約30点で、キューバ国民の生活模様を恋愛や食事、芸術面など様々な視点から撮影された作品は印象的なものが多かった。中にはキューバの歴史を感じさせる写真もあり、キューバ独立の父であるホセ・マルティンの胸像が並ぶ写真、革命家チェ・ゲバラの顔がプリントされた品々が並んでいた。
     


 経済的には未発達なキューバだが、庶民の安定した生活を重んじる社会主義国家として国際社会(主に発展途上国)から評価されている一面もある。経済が低迷し、物価が上がり続け、庶民の生活が苦しくなる一方のブラジルで、同展に訪れた人は何を思ったのだろうか。一つの小さな写真展だが、10月の大統領選で投票する際の観点に影響を受けた人が1人でもいたかもしれない。そう思うと、どんな小さな展示会でも意義ある表現の場となりますね。
     


 ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ市の山の手に当たる高級住宅街では、道路の周辺に鉄鉱石がゴロゴロしているという。住宅の建築中に出てくるものも多く、鉄鉱石の産地だけあって「掘れば出る」という環境が良く分かる。同市内の動物園近郊にある高級住宅街は、同市ができた頃に土地が売り出され、当時は邸宅の設計図をブラジル政府に申請しなければ建築の許可が降りないほどだったそうだ。鉄鉱石の他にも、チーズやコーヒー、宝石など名産品で資源が多い同地は、ブラジルでサンパウロ、リオに次ぐ経済規模を誇る街。同地やオウロ・プレットを専門に40年近くガイドを務める女性は、同地の土産物は重いものが多いという観光客の客の冗談に対し、「宝石なら軽いですよ」というのが常套(じょうとう)句だという。同地の豊富な産品を物語るエピソードだ。

2018年3月7日付

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