モザイク 2018年5月10日

 第42回あめりか丸同船者会の中で、毛利律子さんの講演「老いの楽しみ方」が行われた。同船者会で講演会が企画されること自体が珍しい。講演では、日本の高齢化問題が解説され、老人を社会問題にした名著や、昨年亡くなった日本の名医・日野原重明さんの生き方が紹介された。講演内容はともかく、来年で60周年になる同船者会に集まった人たちに話しかけると、老いを大いに楽しんでいる印象を受け、「老いは楽しむもの」を体現していた。毎年行われ、懐かしい人と再会できる同船者会自体が、老いを楽しませる会なのかも。
     


 ロライマ州ポルト・べーリョ市から第42回あめりか丸同船者会に参加した川田信一さんは、アマゾン移民として入植した当時、「生物が好きだったから残ることが苦じゃなかった」と話してくれた。渡伯前の学生時代は、生物部や山岳部に入り、自然に触れるのが好きだったそうだ。川田さんによると、アマゾンにはミラチンガという珍木があるそうだ。ミラチンガは、木が倒れると、枝が全て幹から外れるといい、その姿から神聖な木として扱われてきたそうだ。マナウスのメルカドなどで、相当運が良ければお目にかかれるのだとか。最も、偽物を見せられる可能性もあるが……。
     


 ハワイの原住民は元々は文字を持たず、宣教師が13個のアルファベットを教えてから文字ができるようになったそうな。その反面、伝統的なハワイ語が段々と消えていき、現在はハワイ語を継承する取り組みが幼稚園や小学校などで行われているとか。ちなみに、ハワイで「こんにちは」などを意味する有名な「アロハ」という言葉は、「ハ」の部分で息を強く出すという。ハワイ式あいさつでは、おでこ(額)とおでこを合わせて「アロハー」などと息をするらしいが、あまり口臭のひどい人とは、あいさつしたくありませんな。

2018年5月10日付

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