モザイク 2018年5月11日

 JICAプロジェクト現地業務調整員の市山拓さんは、来年までとなった5年間のプロジェクトの最後の1年で、エコツーリズムを実践し、地域コミュニティとの協力体制構築を目指していく構想を語った。第1弾として、7月2日からマナウスの学生らを、10月には京都大学霊長類研究所の湯本貴和所長を講師に招き、修士・博士課程の学生をそれぞれ対象にしたフィールド実習が予定されている。京大の山極壽一学長は「生きた博物館となる場所で、生き物をしっかり見てもらい、体験してもらわなければ」と話し、教育の場としての同地活用に言及していた。
     


 アマゾン川水系に生息するピンクイルカは、3500年前のクジラに特徴が似ていることから、「生きた化石」とも言われている。南米には、他にも淡水(河)のイルカがおり、ラプラタカワイルカ(アルゼンチン)や、ボリビアカワイルカという固有種がいるという。アジアでもインドのガンジス川などに生息している種がいるといい、中でもカンボジアのメコン河には「カワゴンドウ」という絶滅危惧種がいるそうだ。現在約90頭前後で、近年に約10頭増えたことで歴史的回復を遂げているのだとか。アマゾンに戻っては、熱帯地域に属する固有種が狩猟・乱獲などで減少する中、ピラルクーなどは保護したことで個体数が急増、回復しているという話も耳にする。長い年月を生き抜いてきた種たちの生命力には恐れ入る。
     


 今回のふるさと巡り旅行に夫婦で参加した人は結構たくさんいたが、今年金婚式(結婚50周年)を迎えた夫妻も3組いた。本文に出てくる小池夫妻をはじめ、春日洋呉さん(81)と和美さん(77)夫妻、寺田三千男さん(75)と磯子さん(75)夫妻だ。特に、春日夫妻と寺田夫妻は1968年4月12日にサントス港に着いた「あるぜんちな丸」の同船者で同じ長野県出身同士でもあるために、仲が良い。寺田さんは「金婚式のことなど、すっかり忘れていましたが、ふるさと巡り旅行がこんなに面白いとは思わなかった」と感動していた様子。今後のふるさと巡りの常連となるかもしれない。

2018年5月11日付

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