モザイク 2018年5月16日

 アメリカの楽器大手ギブソンが、破産法を申請したという。高級エレキギターで知られる1894年創業のギブソンが抱え込んだ負債は500億円を超え、事実上の経営破綻となったようだ。背景には、ロックの人気が低迷し、市場が縮小したこともあるという。若者が好む音楽の傾向を読み違えるだけで、世界的な認知度を持ち、1世紀以上の伝統を誇るブランドでも破産まで追い込まれている。時代の流れ、変化のスピードは恐ろしいもの。
     


 先日、サッカー欧州チャンピオンズ・リーグの準決勝が行われた。結果的にスペインのレアル・マドリードと、イングランドのリバプールが決勝進出を果たした。世間では、準決勝2試合の判定が物議を醸しており、リバプールに敗退したローマは、2度のPKを見逃されたと抗議し、レアル・マドリードに敗れたユベントスは相手に不当なPKを与えられたと主張している。
     


 どちらも映像で見る限り、敗退側の主張が正しいように見えるが、この方がサッカーらしくていい。敗退側は「最も大事な大会でVR判定が導入されていないのが信じられない」と話しており、VR判定があれば公平な笛を期待できることは理解できるが、機械が裁くようなスポーツになってしまうのは御免だ。故意に倒れる選手のしたたかさや、意図しない反則など人間らしさや勝利への貪欲さが見えるところが面白い。技術の進歩も考え物ですね。

2018年5月16日付

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