モザイク 2018年6月19日

 移民110周年追悼法要では、文協記念講堂に約850人が集まり、2008年の移民100周年前後の時期の活況ぶりを取り戻した。1958年、移民50周年の際に、宗派を超えて移民法要を行うために組織されたブラジル仏教連合会は、今年で創設60周年に当たる。尾畑南米開教監督は法話で「日本では考えられない宗派の隔たりを超えて、共に仏教という一点で心を合わせている」と話しており、当時から慰霊法要の様式は殆ど変りがないという。仏教ではなく、カトリックが地盤にあるブラジルだからこそ、成し得たことなのかもしれないと思うと、日本人移民が伝道師として尽力したことが垣間見える。
    


 サン・ゴンサーロ教会で毎年行われる「移民の日」の先亡者慰霊ミサ。同教会はシスターによれば、日本移民がカトリック教会の学びを始めた教会だという。サンパウロ・カトリック日本人救済会を組織し、憩の園の創立者である「移民の母」渡辺とみマルガリーダさんも同教会で奉仕した。現在も日曜日には日系人を中心にミサを行い、できる限り日本語で話すようにもしているそうだ。「難しくなってきたが、日本語で話すことは続けたい」と語るシスター。日本語話者が少なくなってきた現在もその歴史を尊重し続ける、日系人にとってなくてはならない教会だ。
    


 何度か災害ボランティアを経験すると、いろんなボランティアの人を目にする。特に作業着をバッチリ着こなしている人をボランティア先で見ると、戦隊ヒーローのように、ものすごくカッコよく思えることもある。ある時、益城町で同じ班になった人々は作業の捌(さば)き方から、身だしなみを含めた佇(たたず)まいと、何から何まで洗練されていて、畏敬の念を感じつつも、足手まといにならないように必死に作業を行ったことを覚えている。その日以来、モザイク子は誠に勝手ながら「日本のボランティア先鋭の人のレベルは、世界トップクラスなのではないか」と半ば本気で思っている。

2018年6月19日付

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