モザイク 2018年10月11日付

 アルゼンチンの邦字紙を見ていると、アルゼンチンの日系人の間では、卓球が盛んなようだ。7月に行われた大会では、同国全土の大会で個人部門の上位入賞者の殆どを日系人が占めている。近年、日本の卓球界の勢いが際立っており、オリンピックや世界大会、アジア大会などの決勝戦で戦う姿も見られるほどだ。本国の活躍は、南米日系社会にも良い刺激を与えていると見える。ブラジルでは、毎年1月にインターコロニア(全伯コロニア卓球大会)が行われているが、来年度は隣国の刺激を受けた全伯の選手のプレーが見られるかもしれない。


 いよいよクライマックスに入ってきたNHK大河ドラマの「西郷どん」。ドラマには絶対出ないだろう歴史の裏を少々。薩摩藩は幕府との戦争を勝ち抜くための軍事費を贋金鋳造で賄っていた。今の北朝鮮も顔負の荒業。これは島津斉彬の発案、大久保利通の実行、西郷隆盛のマネーロンダリング手法によって鋳造された天保通貨。明治維新が終わり、新政府が新通貨発行時に交換した天保通貨が5億8700万枚、江戸幕府が正式発行した数が4億8500万枚で単純計算ながら贋金は1億枚。現在の貨幣価値にして4700億円の偽物が鋳造され、江戸末期には薩摩の頭の良さを参考にした長州や土佐等諸藩も同じ事をした。(倉谷)


 新政府首脳となった大久保利通が真っ先に発布したのが他でもない贋金製造禁止令、笑いを通り越して唸ってしまう。なお、ドラマには川路利良という人物が脇役で出ていますが、20年程前にJICAサンパウロ所長を務めていた川路賢一郎さんの曾祖父です。西南戦争時には政府側の重要人物になりますので、皆さん注目して下さい。(倉谷)

2018年10月11日付

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