モザイク 2018年10月12日付

 イビウナ庵を管理している下田マキさんは、1956年の3歳の時に出航した「あふりか丸」に乗り、ブラジルへ移住した。中村勉さんとは亡くなる1年前から運転手として付き合いが始まったそうだが、妻の信子さんと共に非常に尊敬していたという。「頭がすごく良くて、心の広い方。真理さんも想像できないくらい凄い人だったんです」と下田さん。そして「僕の宝物です」と見せてくれたのが、サンタ・クルス病院の副理事を務めていた時の中村さんの名刺だった。現地に受け入れられていた中村さんを記者も感じる瞬間だった。


 「ブラキチ」の中村勉さんだが、実は一番面白くやりきったと思った国の仕事は、湾岸戦争時にイランから会社を撤退させる時だったそうだ。娘の真理さんは「幹部にも喧嘩を売るような人だったから、煙たがられて色々飛ばされたのでは」と冗談を言うが、三井物産がイランで行っていたプロジェクトが危うく、社長から直々に引き上げるのを手伝ってほしいと頼まれたそうだ。生前の中村さんの随筆集にも、イランの内容が何度か出てくる。優秀な企業戦士であったことが分かる内容だが、ブラジルといい、少し危険な国が好きだったのかも?


 中国の有名女優に、同国税務当局から罰金約146億円の支払いが命じられたそうだ。そもそも中国映画界の俳優出演料が高騰しすぎたため、異次元の脱税が横行している。それに歯止めをかけるための同国政府の政策でもあるといい、年末までに納税申告を修正すれば行政処分や罰金から免れるキャンペーンを張っているという。今回の件は、「見せしめ」だとされ、自首する関係者がそれだけ出てくるのか注目だ。米国では、トランプ大統領の脱税疑惑も浮上しているとか。巨額のカネに目がくらんだ高所得者に、脱税は付き物になっているようだ。


 今日12日が「聖母アパレシーダ」の祝日のため、明日13日付の新聞は休刊となります。

2018年10月12日付

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