ライフルの押収数増加 「10%しか押収できていない」との見方も=サンパウロ州

 サンパウロ州内における警察によるライフル銃の押収数が2015年から16年にかけて増加した。情報公開法に基いて同州公共保安局のデータを入手した伯メディアによると、同州内で15年に押収されたライフル銃は147丁、16年の押収数はそれよりも24%多い183丁だった。

 このデータは、同州内で出回っている銃器の数が増加していることを示している。2日には、サンパウロ市内北部にある警備会社に賊が押し入り、銃器50丁と大量の銃弾を持ち去るという事件が起こった。

 犯罪組織は現金輸送車を襲う際にライフル銃や強力な火力を有する重火器を使用する。サンパウロ州内においては昨年、カンピーナス、リベイラン・プレト、サント・アンドレー、サントス各市で現金輸送会社が襲われる事件が発生した。犯人グループはこれらの襲撃の際にライフル銃を使用した。

 州公共保安局は、ライフル銃の押収数の増加は、捜査や情報収集、摘発作戦の実行などといった警察官らの完全な任務によってもたらされているなどと説明している。

 それに対し、法律家のワルテル・マイエロビッチ氏は、これらの銃器の流通が制御されていないと指摘。「軍需産業は武器の流通をコントロールできない。犯罪組織はテリトリー(縄張り)をコントロールするために、社会を支配するために、強さ、力を示す必要がある。犯罪組織はその強さを見せつけながら社会を支配する。警察は市場で取り引きされている銃器の10%しか押収できない。銃器や弾薬の膨大な供給量を考えなければならない」と述べ、警察による押収数はまだまだ少ないとの認識を示している。

2017年5月4日付け

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password