ラバ・ジャット案件の捜査 最高裁に特別作業グループ設置へ

ラバ・ジャット案件の捜査 最高裁に特別作業グループ設置へ
ファキン最高裁判事(Foto: Carlos Humberto/SCO/STF)

 連邦最高裁判所で国営石油ペトロブラスに関係した汚職捜査「ラバ・ジャット作戦」案件の報告官を務めるファキン判事が、同作戦で捜査対象となっているゼネコン大手オデブレヒト役員・元役員の司法取引証言に基づく76件の捜査開始を許可したことにより、ファキン判事の下で扱われるラバ・ジャット捜査案件はそれまでの37件から110件あまりへと3倍に増加した。こうした状況の中、ラバ・ジャット捜査案件の手続きを早めるため、最高裁に特別作業グループが設置される見通しと17日付国内メディアが報じている。

 作業グループの設置は、17日に行われたファキン判事とルシア最高裁長官との話し合いで決まったという。現時点では何人の、またはどのような職員がファキン判事の事務所に配置されるかについては明らかになっていない。現在は3人の判事補が同判事とともにラバ・ジャット案件を担当している。

 オデブレヒト幹部78人の証言に基づいて今回許可された捜査では、閣僚8人、上議24人、下議39人を含む90人以上が汚職関与の疑いで最高裁の捜査対象となっている。今回の決定以前からの捜査対象者をあわせると、その人数は190人以上になるという。今回の捜査に関連した資料は同日、連邦検察庁に送付されており、検察、連邦警察による新たな証言や証拠収集を含む諸手続きの実施が許可されている。

 一方、ジェトゥリオ・バルガス財団の推定によれば、最高裁で取り扱われる特権を持つ権威者が関わる刑事案件の手続きが終了するまでには5年以上の時間が必要になるという。

 オデブレヒト社元役員の一人が行った司法取引証言によれば、同社で不正な資金を管理していたとされる部署から賄賂または選挙時の非公式口座を通じた資金として支払われた金額は、2006年から14年の間に計33億ドルに上ったという。

 支払われたとされる資金は、10年に4億ドルを超え、12年には7億3000万ドル、ピークの13年には7億5000万ドルに達したという。一方、UOLサイトが同社の会計報告等のデータと照合して行った調査によれば、同期間中の4年間は、こうした不正な資金の支払額が同社の純益を上回っていたとされる。

 G1サイトは17日付で、こうした不正な資金について、同社が請け負った国の公共事業における水増し請求によっても捻出されたとする元役員の証言を伝えている。

2017年4月19日付け

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password