リオ石灯籠を巡る逸話㊥ 50年間途絶えていた記録

リオ石灯籠を巡る逸話㊥ 50年間途絶えていた記録
石灯籠の説明がある石碑
リオ石灯籠を巡る逸話㊥ 50年間途絶えていた記録
石灯籠に刻印がある徳川家の家紋

◆石灯籠の再認識

 リオ市の石灯籠の記録は、1957年5月15日の除幕式から約50年間途絶えることになる。

 2005年頃、リオ市チジュカ区在住の力行会・軍艦組の斉藤光さん(79、群馬)が発見した。場所は皇帝ドン・ペドロ(ペドロ1世)が馬車で登った道だと言われるエジソン・パッソス通り。日課のランニングをしている時だったという。

 発見した当時、石灯籠は汚れており、蜂が巣を作っているなど、ずさんな管理体制がすぐに分かったという。斉藤さんは「自身が関わっている自覚がある」と定期的に石灯籠を掃除し、管理方法に関して「(リオの)市役所に投書で訴えているが、何もしない」と話す。

 また、昨年11月11日に記者が斉藤さんと同行して石灯籠を確認した際は、以前より綺麗に管理されており、石灯籠を説明する石碑が目の前に建立されていた。斉藤さんは「この前(5年以上前)に来た時は無かった。でも、見つけた当初は説明書きがある銅板があった」と話す。車が往来する街道沿いに位置しているが、人目に付きにくい場所だ。石碑には、除幕式に安東大使やリオ市長のネグロン・デ・リマ氏(当時)などが出席した旨が刻まれている。

 リオ本社の大手メディア・グローボも15年2月18日付の紙面で、「綺麗に管理してほしいという声が届いていない」と報じている。斉藤さんは「以前よりは綺麗に管理されており、整備が行われているように思う」と現状を見つめる。元リオ州知事セルジオ・カブラル氏の汚職などが相次ぐリオで、リオ州政府から支援を受けるのが難しいことは、想像に難くない。

 今年の移民110周年記念事業の一環として、チジュカ国立公園からリオデジャネイロ植物園への移設プロジェクトを行うかを、リオ移民110周年委員会に聞いてみた。(戸)(つづく)

2018年1月12日付

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