ルーラ元大統領に有罪判決 不動産提供通じた収賄、資金洗浄で=ペトロブラス汚職

ルーラ元大統領に有罪判決 不動産提供通じた収賄、資金洗浄で=ペトロブラス汚職
ルーラ元大統領(7月3日)(Foto Paulo Pinto/AGPT)

 国営石油ペトロブラスに関連した汚職捜査「ラバ・ジャット作戦」事案の訴訟の第一審を担当するパラナ第13連邦裁判所のセルジオ・モロ判事は12日、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ元大統領(71)に対し、収賄および資金洗浄の罪で禁固9年6月の有罪判決を下した。国内各メディアが伝えた。今回の判決は、ルーラ元大統領が建設企業OASとペトロブラスの契約などで便宜を図る見返りに、OAS社からサンパウロ州グアルジャーのマンションの三層型居室とその改修などの形で不正な利益を得たとして起訴されていたもの。1988年の現行憲法制定以降、大統領経験者が刑事訴訟で有罪判決を受けるのは初めてとなる。

 判決では合わせて、ルーラ氏が勾留されない状態で上訴できるとしている。ルーラ氏はこの訴訟のほか、ラバ・ジャット作戦事案の2つの刑事訴訟で被告となっている。

 ルーラ氏は、2009年以降に三層型居室提供の形で370万レアル、11年~16年にかけて大統領在任中の贈答品の保管費用支払いの形で約130万レアルの利益を受けたとして連邦検察庁に起訴され、昨年9月にモロ判事により受理され被告となっていた。検察側は、この汚職により、06年から12年の間に約8760万レアルの資金が動いたと主張していた。

 ルーラ氏側は、提供されたとされる居室のあるマンションの別の居室の枠を夫人(故人)が購入したが、夫人はその後購入を諦めたとし、自身は所有者でないと主張していた。モロ判事は判決文で、同不動産がルーラ氏に 向けられたものだったとし、約225万レアル相当の賄賂を受け取ったとの判断を示した。

 大統領在職中の贈答品の保管費用を通じた汚職および資金洗浄の訴えについては、十分な物的証拠がないとして無罪とされた。

 ルーラ氏のほかに同訴訟で被告となっていた6人のうち、2人に有罪判決が下され、4人は無罪とされた。

2017年7月13日付

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