ルーラ元大統領への有罪判決 弁護側、検察側とも上訴の意向

ルーラ元大統領への有罪判決 弁護側、検察側とも上訴の意向
労働者党本部で会見するルーラ元大統領(13日)(Foto: Paulo Pinto/AGPT)

 【既報関連】ルーラ元大統領が国営石油ペトロブラスとの契約などで便宜を図る見返りに、建設企業OASから高級マンションの三層型居室やその改修の形で不正に利益を得たとして収賄と資金洗浄の罪に問われていた訴訟で、クリチバ第13連邦裁判所のモロ判事は12日、ルーラ氏に対し禁錮9年6月の実刑判決を言い渡した。判決ではこのほか、ルーラ氏が19年間公職に就くことを禁じたほか、提供されたとされるマンションの部屋は没収されるとしている。国内メディアの報道によれば、ルーラ氏側の弁護士は上訴する意向を示しているほか、連邦検察庁の側もより重い量刑を求めて上訴する方針を示している。

 判決の内容は、最終的に確定した後に効力を有することになる。モロ判事の判決では、ルーラ氏の収監は命ぜられず、勾留されない状態で上訴することが可能となっている。控訴審はリオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市の第4連邦地域裁判所で行われる。新たに審理が行われ、判決が出るのは約1年後になるとの専門家の見方も紹介されている。

 ルーラ氏は現在、来年の大統領選挙の投票先に関する世論調査で上位に位置している。フィッシャ・リンパ法では、控訴審で有罪判決が出された場合、選挙への立候補はできなくなるとされている。

 ルーラ氏の弁護士は12日夜にサンパウロ市内で会見し、モロ判事の判決について、弁護側がルーラ氏の潔白を示すものとして出した証拠を無視し、同じ訴訟の被告で、司法取引による証言ではないレオ・ピニェイロOAS元社長の証言に基づいたものだと指摘。今回の判決は政治的なものだと述べた。

 ルーラ氏は判決が出た翌日の13日正午過ぎからサンパウロ市の労働者党(PT)全国本部で会見し、三層型居室の所有者であることをあらためて否定。判決で有罪とされた収賄、資金洗浄の罪について、証拠がないと主張し、上位の裁判所で争っていく意向を示した。

2017年7月14日付

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