ルーラ元大統領ら8人の起訴 モロ連邦裁判事が受理=ペトロブラス汚職

ルーラ元大統領ら8人の起訴 モロ連邦裁判事が受理=ペトロブラス汚職
セアラー州で開かれた集会で支持者に迎えられるルーラ氏(21日)(Foto: Ricardo Stuckert/ Instituto Lula)

ルーラ元大統領ら8人の起訴 モロ連邦裁判事が受理=ペトロブラス汚職
セアラー州で開かれた集会で支持者に迎えられるルーラ氏(21日)(Foto: Ricardo Stuckert/ Instituto Lula)
 クリチーバ第13連邦裁判所のセルジオ・モロ判事は20日、国営石油ペトロブラスをめぐる汚職に関して連邦検察庁が行ったルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ元大統領の起訴を受理した。ルーラ氏と同時に行われた同氏夫人、ルーラ研究所のパウロ・オカモト代表、OASのレオ・ピニェイロ元社長など同社関係者5人の起訴も受理された。国内各メディアが報じている。

 連邦検察庁のペトロブラス汚職捜査「ラバ・ジャット作戦」の特別班は14日、建設企業OASがペトロブラスと結んだ契約に伴う資金から、サンパウロ州アルジャー市の高級マンションの居室改修費用や大統領退任後の個人所有物保管料などの形で計370万レアルの不正な利益を得ていたとして、ルーラ氏を収賄および資金洗浄の罪で起訴していた。検察はさらに、起訴発表の会見で、ルーラ氏がペトロブラスはじめラバ・ジャット作戦で特定された汚職システムの「指揮官」だと指摘した。

 ルーラ氏側は、同氏がアルジャーのマンションの所有者であることを否定し、個人所有物の保管に関してもOASから利益を受けたことを否定している。

 ルーラ氏はすでに、ラバ・ジャット捜査を妨害したとして行われた起訴がブラジリアの連邦裁判所で受理されており、ラバ・ジャット案件では2件目の刑事訴訟被告となった。

 モロ判事は受理決定の文書で、ルーラ氏がOASからの資金の受益者であったことと、同氏がその資金がペトロブラスの公的資金から詐取されたものであると知っていたことを示す形跡があると受理の理由を説明した。

 一方で同判事は、ルーラ氏がペトロブラスにからむ汚職システムの一部をなしていたとして検察側が示した証拠には「疑問の余地がある」とし、さらに、起訴の受理が同氏の刑事責任に関する最終的な判断を意味するものではないとした。このほか、連邦検察庁からルーラ氏の予防的勾留要請は出されていないことも明らかにしている。

 起訴の受理に関してルーラ氏は、同氏支援のために米国ニューヨークで開かれた国際労働組合連合のイベントのテレビ会議で、起訴は「茶番劇」「大いなる虚構」「壮大な花火ショー」であるとし、受理を悲しく思うとしながらも、「司法を信じている」と述べ、裁判で潔白を訴えていく意思を示した。

 同氏の弁護側は声明で、起訴は不完全であり、証拠が示されていないと主張。「(ルーラ氏が)犯していない罪を負わせるもの」と指摘している。

2016年9月22日付け

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