ロライマ州のベネズエラ人 15日以内に他州への移動開始

 社会・経済的な混乱にある自国を離れ、国境を接する北部ロライマ州に移るベネズエラ人が増加を続けている問題で、連邦政府は21日、これらのベネズエラ人のうち就業が可能な人の他州への移動が15日間以内に始まるとの見通しを示した。最初の移動先は、サンパウロ(聖)市とアマゾナス州マナウス市になると見られる。国内メディアが同日付で伝えた。

 同措置は、ロライマ州におけるベネズエラ人移住者急増に伴う人道的支援を検討する連邦緊急支援委員会の会合の後に発表された。同州では、国境市のパカライマと州都ボア・ビスタにおける同国人の急増により、保護施設の不足や、保健部門など行政への影響が続いている。

 ボア・ビスタには現在、市人口の1割以上にあたる約4万人のベネズエラ人が滞在していると推定されている。ロライマ州政府の推計によれば、現在、1日あたり約800人のベネズエラ人が仕事または支援を求めて同州に移ってきているという。

 大統領府官房調整・監視部門副責任者のナタリア・マルカッサ氏によれば、今後は、同州に滞在するベネズエラ人の状況の把握とワクチン接種が行われ、ワクチンの効果が出た後、就業可能で、同地域を離れる意思のある人の移動が開始される予定となっている。マルカッサ氏によれば、現在、サンパウロ市で350、マナウス市で180の雇用があるという。

 政府はまた、現在パカライマおよびボア・ビスタ市内の広場で生活しているベネズエラ人のため、各1500人の収容が可能な保護・支援センターを建設する方針も示している。

 パヂーリャ官房長官は、ロライマ州へ移って来たベネズエラ人について、食料、医薬品や医療対応を求めて両国を往来する人たち、国境地域での滞在を希望する先住民族を中心とした人たち、ブラジルに居住し就労することを希望する人たちの3つのタイプに分かれるとし、政府が把握した移住者の約40%は仕事を求める単身男性だとの認識を示している。

 マルカッサ氏によれば、支援委員会では、アマゾナス、サンパウロ両州以外へのベネズエラ人移住者の移動についても、その可能性を検討しているという。

2018年2月23日付け

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