ローランジャ 「夢テーマ・パーク」の今 市と連携を図るも「夢の跡」

ローランジャ 「夢テーマ・パーク」の今 市と連携を図るも「夢の跡」
建設予定地の現在の様子
ローランジャ 「夢テーマ・パーク」の今 市と連携を図るも「夢の跡」
移民100周年時の定礎石

 2008年に、パラナ州100周年式典委員会がローランジャ市と共同で企画した「夢テーマ・パーク」。同市の移民センターの元敷地だった土地は、現在は計画が頓挫し、草原の様相で佇んでいる。

 また、同市が契約時の条項を遵守していないことで裁判沙汰に発展していることが、関係者への取材で分かった。

 同州の大型レジャー施設となる予定だった夢テーマ・パークの定礎式には、日本から来伯された皇太子殿下も参列されている。定礎式は、同センター内で行われた同州の移民100周年記念式典の一幕。式典には、州内各地から約5000人が出席していた。

 元々、同州政府と共同で研究を行う農事研究所だった同センター内の夢テーマ・パークの敷地は、長年畑を耕し、実った農作物で運営費の一部を賄うなど、まさに同センターと一心同体の土地だった。

 08年の移民100周年時に、畑の一部を分譲して資金回収を行った後、国の観光課から1000万レアルの資金提供を受けることになり、「個人や日系団体ではなく、市か州でなければ」という決議によって、パラナ日伯文化連合会は夢テーマ・パーク実現のために、資金と4アルケールの土地(地権も含めて)を市に譲渡していた。10年間で完成しなければ、土地・資金を返還する条項が盛り込まれていたのにも関わらず、市は沈黙を貫いたままで、何も返還されていない。

 パラナ日伯文化連合会の役員を務めた経験がある関係者は、「市長が変わった途端に手が付けられなくなった」と現状を嘆く。

 現在、裁判で司法に判断を委ねているが、関係者は「現状の市を相手にしても勝機はない」と漏らす。

 他の関係者は、裁判に発展した同計画に関して「夢の跡ですよ」と落ち着いた面持ちで語る。

 また、ローランジャ市は同地を活用して、テーマ・パークとは別形態の施設建設を思案している。

2018年2月3日付

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