上場企業9%増益 建設業は損失膨らむ

 財務情報を提供するエコノマチカ社(Economatica)によると、ブラジルの上場企業各社の2016年の純利益の合計は前年を9.4%上回った。同社発表として伝えた3月30日付伯メディアによると、調査対象の上場企業295社の16年の純利益は合計980億レアル(約3兆4300億円)。15年は896億レアルだった。

 業界別に見ると、昨年に最も多くの利益を計上した業界は銀行だった。上場している23行の純利益は合計485億レアルと、上場企業295社の利益のほぼ半分を占めた。ただし15年に対しては13.3%の減益だった。

 逆に、利益の落ち込みが最も激しかった業界は建設業だった。16年には上場している18社を合わせて78億レアルの損失を計上した。15年の損失額は17億レアルだった。建設業界の16年の結果は、53億700万レアルにも上るPDG社(PDG Realty)の損失の影響を受けたものだ。

 エコノマチカ社がモニタリングしている26業界の中で15年から16年にかけて収益性が悪化したのは11業界だった。また、損失を計上した業界は15年の7業界よりも少ない6業界だった。

 企業別では、16年に最も大きな利益を上げたのはイタウ・ウニバンコ銀行(Itaú Unibanco)で、その額は銀行業界の16年の利益の44.5%に相当する216億3900万レアル(前年比7.4%減)に上った。2番目に大きかったブラデスコ銀行(Bradesco)の利益は150億8300万レアル(同12.3%減)。

 反対に、損失額が最も大きかったのは国営石油会社のペトロブラス(Petrobras)で、電気通信事業者のオイ(Oi)がそれに続いた。ペトロブラスの損失額は148億2400万レアル、オイの損失は69億4300万レアルだった。

2017年4月14日付

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