世銀によるブラジルの成長予想 1.5%に悪化

 世界銀行(WB)がブラジルの経済成長見通しを悪化させた。

 4日付伯メディアによると、世界銀行は同日発表した世界経済の見通しについての報告書の中で、ブラジルの2019年の国内総生産(GDP)の成長予想をプラス1.5%とした。今年1月の発表ではプラス2.2%としていたが、一気に0.7ポイント引き下げた。

 ただし、悪化はしたものの、プラス1.5%という予想はブラジルの金融市場による見方に比べてまだ楽観的だ。国内の100を超える金融機関のアナリストらの見方をまとめてブラジル中央銀行(BCB)が毎週発表する週次レポートの最新版によると、ブラジルの金融市場は同国経済の19年の成長率をプラス1.13%とみている。

 最新の報告書の中で世界銀行は、ブラジル経済の20年の成長率については今年1月時点よりも0.1ポイント大きいプラス2.5%と予想、21年の成長率については0.1ポイント下げてプラス2.3%とした。

 世界銀行は、米国と中国の間で緊迫している貿易紛争、投資を冷え込ませる構造的な諸問題、そして様々な国々、特にユーロ圏内における予想以上の減速といったリスクを背景に、世界経済全体の成長見通しも悪化させた。今年1月の時点でプラス2.9%としていた予想は今回、プラス2.6%に下がった。また、ラテンアメリカおよびカリブ海地域の19年の成長見通しは前回の予想から0.4ポイント悪化、プラス1.7%となった。

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