亡き母親への受賞報告に墓参

写真:崇雄くんが撮影した写真の横に立つ崇雄君と信子さん

祖母を撮影した麻生崇雄君

7日、8日の両日に開催された本紙主催の写真展「私のお母さん」に祖母の写真を応募した子どもが2人いた。
その内の1人で、カテゴリーBで佳作を受賞した麻生崇雄(たかお)君(12、2世)の母親は、7年前に亡くなった。

当時44歳だった母親のルシーさん(3世)は、脳の病気で突然倒れ、3週間入院したが、そのまま帰らぬ人となった。その頃、まだ幼かった崇雄君は、病院には行けなかった。近所に住んでいた祖母の竹内信子さん(80、2世)がずっと崇雄君の側についていた。
ルシーさんが亡くなってから、命日、お盆、そして「母の日」には必ず、ルシーさんの墓参りをしている。
崇雄君は「母親がいなくて寂しい」と、あまり周囲には話さない。表彰式の会場には、母親とともに受賞を喜ぶ子どもばかり。信子さんは、「他の受賞者にはお母さんがいる。周囲には見せないけれど、崇雄はきっと寂しい思いをしている」と崇雄君を思いやる。

現在は父親の譲治さん(54、福岡県出身)と兄の正治君(15、2世)の3人で暮らしている崇雄君。信子さんは、家事をするために毎日崇雄君が住む家を訪れる。
崇雄君は毎日料理を作る信子さんの姿を撮影した。
表彰式の翌日、8日の「母の日」。表彰式で渡された「第2の母」として料理をする信子さんの写真を持参し、崇雄君は家族とともにルシーさんの墓参りに出かけ、母親に受賞を報告した。

2011年5月11日付

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