交通事故による死亡が減少  飲酒運転の厳罰化が貢献

交通事故による死亡が減少  飲酒運転の厳罰化が貢献
リオ・デ・ジャネイロ市内で行われた飲酒運転取り締まり(2015年)(Foto: Marcelo Horn/ PMRJ)

 厚生省の死亡に関する情報システムのデータによれば、2015年の国内における交通事故による死亡者数は3万8651人で、14年の4万3780人から11%減少した。同省は声明で、「全国で5000人以上の命が保護された」と発表している。アジェンシア・ブラジルが20日付で伝えた。

 死亡原因の中で大きく減少したのは、自動車同士の事故と歩行者がはねられる事故で、それぞれ23.9%、21.5%減少している。オートバイの事故による死亡も4・8%減少した。

 19日に発表された評価では、飲酒運転の厳罰化が、交通死亡事故の減少に大きく貢献していると指摘されている。

 飲酒運転に対する罰則を強化する法律(通称レイ・セッカ)が施行されてから今年で9年になる。現在では、運転者のアルコール飲料摂取が取締りで摘発された場合、2934.70レアルの罰金と、12カ月の免停処分が科せられる。再犯の場合は、罰金額が倍になる。

 交通事故による死亡者の減少と厳罰化にもかかわらず、飲酒運転するブラジル人は32%増加しているという。厚生省の「慢性疾患の危険要因と予防監視」電話調査(Vigitel)のデータによれば、16年には国内州都の成人人口の7・3%が、飲酒運転をした事があると答えている。この割合は15年には5.5%だったという。
 死亡者数減少の要因としては、このほかに、経済の減速の影響も挙げられている。国内を走る自動車の数は14年から15年にかけて4.6%増加しているが、総数が3倍に増えた10~15年の時期と比較すると増加率は低くなっている。
 厚生省はまた、都市と国家交通システムの統合も、この減少に重要な役割を果たしていると分析している。地方都市に責任を委ねる事で、各都市が執行機関を創設できるようになる。これにより、新たな戦略を採用した都市では、交通事故による死亡者数が12・8%減少したという。一方、採用しなかった都市では減少率が8.9%に留まっている。
 絶対数では、サンパウロ、リオ・デ・ジャネイロ、バイーアの各州で交通事故による死亡が大きく減少している。一方、パライーバ、セルジペ、ロライマの各州では死亡者が増加した。州都別では、ゴイアス州ゴイアニア、セアラー州フォルタレーザ、サンパウロ、リオ・デ・ジャネイロで交通事故の犠牲者の減少が目立っているという。
 交通事故による入院数も全国で減少している。15年は14年に比べ、1018件少なかったという。歩行者や同乗者の入院の減少が最も大きかった。一方、厚生省では、オートバイ、自転車の運転者の事故による入院が増えているとして、より注意が必要と指摘している。
 15年の交通事故による入院件数は15万8728件で、関連した統一保健システム(SUS)の支出は2億4200万レアルだった。これらの入院ケースの50%はオートバイ運転者が関係しているという。

2017年6月22日付

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