交通事故による経済的影響 17年は約2千億レアルに

 保険部門に関する教育、研究を行う国立保険学校(Escola Nacional de Seguros)は14日、自動車賠償責任強制保険(DPVAT)の指数に基づく研究結果を発表した。発表された結果では、2017年にブラジル国内で発生した重大な交通事故により、国内総生産(GDP)の3・04%に相当する1990億レアルの経済的影響がもたらされたとの結果が示された。アジェンシア・ブラジルが14日付で伝えた。

 この推計額は、これらの事故が起きなかった場合を想定して、被害者の労働により発生した収入に基づいて計算されている。この調査によると、全国で昨年発生した交通事故によって4万1100人が死亡しており、4万2300人が後遺症により経済活動から離れる事を余儀なくされたという。

 17年の死亡者数と何らかの後遺症が残った人の数(8万3500人)は、10万400人だった2015年の記録に近づきつつある。16年の6万1600人と比べ35・5%増加しており、生産上の損失もこの割合で増加した事を意味している。

 同調査のコーディネーターを努めたエコノミストのナタリア・オリベイラ氏は、昨年の交通事故のうち74%がオートバイが関係していることを指摘している。オートバイがからむ事故の被害者の59%は運転者で、90・5%が経済的な活動を行っている人だったという。

 調査結果によれば、17年の交通事故による経済的な影響は南東部が767億1000万レアルで最も高かったが、GDPとの比較では2・15%で、国内5地方の中では最も低かった。GDP比で最も高かったのは中西部で4・86%となっている。

 州別でみると、GDP比はトカンチンス州が7・09%で最も高く、ピアウイー州(6・42%)、ロンドニア州(5・87%)と続いている。

 推計額でみると、サンパウロ州が交通事故による経済的影響が309億1000万レアルで最も大きく、、以下、ミナス・ジェライス州(195億レアル)、そしてリオデジャネイロ州(155億2000万レアル)と続いている。

 交通事故による死亡者数は南東部が1万4010人で最も多かったが、死亡者と後遺症が残った人の合計では北東部が2万9300人で最も多くなっている。調査結果では、「参考として、サンパウロ州での死亡者数は、南部地方全体の死亡者数とほぼ同数になっている。サンパウロ州では年間6100人が死亡している一方で、南部では6600人が死亡している」と比較している。

2018年5月19日付

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