人や車の振動エネルギー利用 クリチバ市で「発電床」導入へ

人や車の振動エネルギー利用 クリチバ市で「発電床」導入へ
事業提携合意でクリチバ市環境局長と握手する速水社長(手前左、提供写真)

 人間や車両などが移動する際に床に与える振動エネルギー。そのエネルギーを利用した発電製品を発明した日本のベンチャー企業である音力発電株式会社(速水浩平社長、神奈川県藤沢市)が9日、パラナ州クリチバ市との業務提携への合意を受け、、来年10月頃から同市で同製品を導入実施する予定だ。

 2006年に起業した音力発電社はこれまでに、日本国内と海外で約80件の特許を取得しており、床への振動エネルギーを利用した「発電床」を主要な製品として営業展開している。

 同製品は日本国内では既に、住宅販売会社をはじめ、不動産会社や道路会社などに導入。防犯マットや夜間照明・誘導灯、高齢者施設での入居者の離床センサーなどとして実用されているという。

 海外での事業展開は2014年から日本のODA(政府開発援助)を通じたJICAの支援により、「普及実証事業」として行っており、これまでに8回来伯して今回、環境都市であるクリチバ市との事業提携にこぎつけた。

 音力発電の速水社長らとともに今月初旬から来伯したJICAの委託調査会社である(株)日本開発サービスの沢田勝義会長によると今回、9日にクリチバ市の環境局長を訪問。基本的な事業提携の合意を取り付け、今後約1カ月間にわたる同市法務局の調査などを踏まえて、今年の12月頃には正式契約を結ぶ方向で動いているという。

 音力発電では正式契約後、来年3月を目処にサンプル品を送り、6月には実際の製品を船積みし、同10月頃にはクリチバ市での製品設置を実施する考えだ。クチリバ市では同製品を市内交差点の自転車道や歩道、橋などに設置する考えで、当面は同製品導入によるデータ調査を行うそうだ。

 案内に来社した沢田会長によると、「発電床」は60センチ四方くらいのマットが主流だが、振動エネルギーを蓄電できる機器などもあるとし、今後の消費拡大を考慮している。

 同製品に関する問い合わせは音力発電社(Eメール=sales@soundpower.co.jp)まで。同社のホームページは(http://www.soundpower.co.jp)。

2017年10月27日付

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