停電の復旧工事に5日も サンパウロ首都圏を襲った嵐で

 3日午後にサンパウロを襲った嵐は、首都圏とその住民達に依然として損害を与えている。雨と強風により停電が起こり、電力会社「エレトロパウロ」は、一部の地域では8日にしか復旧しないと発表している。4日付エスタード紙が報じた。

 ある女性は、電力の復旧に関するエレトロパウロから受け取った返答をツイッター上で公表した。4日午前9時37分時点で、復旧予定時刻が14時半だったが、18時に変更されたという。そして15時にこの女性が再度質問したところ、23時半に復旧する予定だが、さらに変更される可能性があると回答している。

 他の顧客達に対してエレトロパウロは、復旧まで24時間から72時間の猶予を与えている。しかし、住民達の報告によると、4日夜の時点で完全には復旧していなかったという。エレトロパウロは、風速75メートルの強風を確認しており、倒木や枝が落下して電線を切ったのが主な原因になっているという。消防団は、先週末にサンパウロ市と大サンパウロ圏で倒木に関する494件の通報を受けたという。

 特にサンパウロ市南部と西部、そして北部が大きな被害を受けている。ソーシャルネットワーク上でエレトロパウロは、作業員の数を通常の4倍に増やしていると述べており、計1100人が、「通常の状態に戻ることを保証するために様々な場所で復旧作業に当たっている」という。

 それにもかかわらず、市内南部シャッカラ・サント・アントニオ区のマンションに住んでいるエンジニアのアインシュタイン・マシエルさん(34)は、4日夜になっても電力が復旧しなかったため、13階まで階段で上る必要があったという。そのため、「この辺りでは雨が降らなかったが、強風が吹いていた。3日の18時半に停電し、4日の晩まで復旧しなかった。エレトロパウロに連絡したが、異なった復旧時刻を教えてくれただけで、今でも電気は復旧していない」と嘆いていた。

 会計士のマルコス・ビニシウス・アルベス・ラマーリョさん(24)は、冷蔵庫内を空にして、保管してあった食品を北部のパルケ・ビトリア区に住む親族の家に持って行ったという。そして、「自分の叔母の家に肉を持って行った。そうしなければ全部腐ってしまう。そこでシャワーも浴び、今日は一日中自宅から離れている。もし明日復旧しなければ、仕事に行くのも難しい」と述べている。

 別の地区では電力が復旧した。エレトロパウロは、需要の60%に対応したと述べている。西部ジャルジン・ロンドリーナ区の、マンションに住むエンジニアのジョルジェ・ポルテラさんは、3日19時に停電したが、4日午前10時には復旧したという。

2018年11月7日付

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