刑務所被収容者の死亡 20年前の10倍に増加=リオ州

 リオ・デ・ジャネイロ州公共弁護局が行った調査によれば、昨年同州内の刑務所で死亡した被収容者の数は266人で、約20年前の1998年(26人)と比べ約10倍に増加している。今年は1月から4月までの4カ月間に55人の死亡が記録されている。2日に1人の被収容者が死亡している割合となる。7日付フォーリャ紙など国内メディアが伝えた。

 この期間に、同州における刑務所人口は9000人から5万1000人へ増加している。

 調査によれば、死亡の多くは感染症に関連したもので、刑務所内での衛生条件の悪さや医療専門家の不足などが原因になっているとみられている。病気による死亡者数は、被収容者間の暴力に起因した死亡者数を上回っている。

 刑務所システムを含む同州の公共保安部門は、今年2月から連邦政府の干渉下にある。

 刑務所被収容者の死亡に関する同調査は、リオ州とリオ市にこの問題の解決を求める公共弁護局の民事公訴に向けて行われた。リオ市には、州内にある55カ所の刑務所のうち31カ所が集中している。

 同局によると、リオ市は、14年に創設された刑務所システムにおける被収容者への総合ケアに関する国家政策(Pnaisp)が導入されていない場所のひとつとなっている。この政策では、各自治体の基礎的保健専門家チームが、被収容者の治療のために刑務所内で活動する事が定められている。このプログラムで保健省は、これらの需要を満たすために、各都市への公的資金注入を想定している。

 リオ州の刑務所内では、心疾患などの他の重度な疾患に繋がる糖尿病や高血圧症などの慢性疾患に加えて、結核、梅毒、疥癬などの患者も確認されている。

 同局では、14年から15年の間に病気で死亡した83人の被収容者の遺体鑑定書と死亡診断書を分析している。このうち30人は悪液質(非常にやせている場合)や栄養失調の状態で、53人は結核、肺炎または肺感染症に起因した合併症で死亡している。

 83人のうち35人は年齢が40歳以下だった。死亡者数が最も多い年齢層は18~30歳および31歳~40歳となっている。

2018年8月9日付

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