北大河州の殺人発生率 ナタル都市圏は特に高く

 リオ・グランデ・ド・ノルテ(北大河)州の連邦半乾燥地農業大学(Ufersa)が関係する調査グループで、公式な情報源から犯罪を算定する意図的致死犯罪観測所(Obvio)のデータによると、昨年の同州における殺人件数は2408件となっている。殺人発生率は人口10万人あたり67人で、この数値は2011年に記録されたアラゴアス州の10万人あたり71人に次ぐ高さだという。同州州都のナタル大都市圏にある12都市でみると、この割合はさらに高く、17年は10万人あたり89人を記録している。この割合は、世界で最も殺人発生率の高い国より高く、シリアのような紛争国も上回っているという。UOLサイトが10日付で伝えた。

 ナタル大都市圏に位置し、ジェニパブ海岸などの美しい海浜で知られるエストレモス市では、17年の殺人発生率が10万人あたり233人と同州内で最も高かった。2番目はセアラー・ミリン市で、同196人となっている。

 この同大都市圏の殺人発生率の高さが、同州全体における数値を引き上げている。

 ナタル大都市圏の12都市で17年に記録された殺人事件は1392件で、このうちナタル市だけで622件が記録されている。150万人が住んでいるこの大都市圏の殺人発生率は、10万人あたり89人となっている。

 世界保健機関(WHO)により4月に公表された調査によると、15年に最も殺人発生率が高かった国は中米ホンジュラスで、10万人あたり85人だった。ナタル大都市圏の数値はこれよりさらに高い。

 この同じ調査では、戦時の状態にある国における割合も示されている。紛争が起きているシリアでは、殺人発生率は10万人中300人とされるが、この数値は11年から15年の総数である事から、年平均60人の割合になっている。

 昨年の暴力アトラスによると、15年のブラジルにおける殺人発生率は10万人あたり29人だった。この調査では、人口10万人以上の都市だけを対象にしており、10万人あたり107人の割合だったアルタミラ市(パラー州)が最も暴力的な都市だと指摘されている。

 リオ・グランデ・ド・ノルテ州内の人口10万人以上の都市のみを考慮すると、17年の殺人発生率が最も高かったのはサンゴンサーロ・ド・アマランテ市で、10万人あたり129人の割合となっている。

 エストレモス市の人口は約2万8300人で、17年の殺人件数は66件。人口約7万3800人のセアラー・ミリン市では145件の殺人が記録されている。報道では、17年中に、知っている人が少なくとも10人以上殺されたというエストレモス市民の声が紹介されている。犠牲者は皆20代前半で、多くは麻薬に関係していたという。

2018年1月12日付け

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