北東部の殺人件数 3州で過去最多を記録

 北東部の7州が公表した2017年の意図的な致死暴力犯罪(CVLIs)のデータで、同7州のうち4州で2017年に記録された殺人の件数が前年比で大きく増加したという結果が示された。そのうち、セアラー、ペルナンブコ、リオ・グランデ・ド・ノルテの3州では過去最多を記録している。UOLサイトが9日付で伝えた。

 バイーア州とマラニャン州を除く7州で、17年に記録された殺人件数が最も多かったのはペルナンブコ州の5427件(16年は4479件)で、セアラー州が5134件(同3407件)で続いている。セルジペ州とパライバ州、ピアウイー州では前年比で減少した。

 16年比で殺人件数が増加した4州(セアラー、ペルナンブコ、リオ・グランデ・ド・ノルテ、アラゴアス)における殺人発生率は、全州で人口10万人あたり50件を超えており、世界保健機関(WHO)による許容範囲とされる割合(10万人あたり10件)をはるかに上回っている。ブラジル全国の平均では、16年の殺人発生率は10万人あたり29件となっている。

 バイーア州は、17年1月~8月の期間の統計のみが更新されており、殺人件数は4267人だった。マラニャン州は、州都サンルイス市で記録された殺人件数(591件)のみが明らかにされている。

 データを公表した7州の合計では、16年の1万5077件に対し、17年に記録された殺人件数は1万7913件となっている。マラニャン、バイーア両州の17年の完全なデータを加えた場合、北東部における17年の殺人件数は、過去最多の2万4825件が記録された16年の件数を上回るとみられる。北東部9州における年間の殺人件数は、09年の1万6789件から増加を続けている。

 7州のうち最も殺人発生率が高かったのはリオ・グランデ・ド・ノルテ州で、10万人あたり67・9件だった。同州では昨年、アルカスス刑務所で発生した暴動で多くの被収容者が殺害される事件が起きている。

 過去10年間に、北東部9州のうち7州は、少なくとも1度は国内で最も暴力的とされる4州のうち1州を占めているという。

 報道では、専門家と、高い殺人発生率を記録した州の公共保安局の意見として、暴力に歯止めがかからない理由として、刑務所の管理不備、犯罪組織間の抗争、麻薬密売という少なくとも3つの理由があるとの指摘が紹介されている。

 ブラジル公共保安フォーラムのレナト・セルジオ・デ・リマ代表は、北東部における暴力の問題は全国的な状況と類似しているとしながら、殺人件数が過去最多を記録した3州では深刻な刑務所問題を抱えていることに言及している。同代表は「多くの場合に我々は、組織犯罪が問題だと言い、確かに、州都第一コマンドやファミリア・ド・ノルテ、コマンド・ベルメーリョを含む主要な組織は刑務所内で誕生している。ブラジルはこの問題を解決する事ができず、過去数年間にわたる警察の管理への投資が危険にさらされつつある。警察だけでは解決できないだろう」と述べている。

2018年2月20日付け

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