占拠ビルの崩落現場 行方不明者捜索を終了=サンパウロ市

占拠ビルの崩落現場 行方不明者捜索を終了=サンパウロ市
捜索活動が終了したビルの崩落現場(13日)(Foto:Governo do Estado de São Paulo)
占拠ビルの崩落現場 行方不明者捜索を終了=サンパウロ市
消防隊員と握手を交わすフランサ知事(13日)(Foto:Governo do Estado de São Paulo)

 【既報関連】サンパウロ市セントロ地区で不法に占拠されていたビルが今月1日未明、火災発生後に崩落した事故で、崩落現場で行われていた消防による行方不明者捜索活動が13日午前中に終了した。同日、消防隊員の活動を顕彰するため現場を訪れたマルシオ・フランサ知事が明らかにした。この事故により、同ビルの居住者8人が行方不明となっていた。12日以上続けられた捜索活動で発見された遺体や遺体の一部などから、このうち4人の身元が確認された。このほか、現場から発見された骨が鑑定のため法医学研究所へ送付されている。国内メディアが同日付で伝えた。

 崩落したビルはセントロ地区ラルゴ・ド・パイサンドゥに所在していたもので、サンパウロの連邦警察本部などとして使用された後、放置された状態となり、数年前から住居獲得運動グループにより占拠されており、今年3月の時点で146家族が居住していたとされる。建物は02年から国の所有で、17年からサンパウロ市に貸し出されていた。

 火災は1日午前1時半ごろに5階部分で発生し、約1時間半後に建物全体が崩落した。出火の原因は特定されておらず、現時点では電気コンセントへの電気製品の過剰接続によるショートが可能性のひとつとされている。

 消防による捜索活動は1日から、地方部の隊員や養成中の隊員を含むのべ1700人により12時間交代で続けられ、12日には最下層の地下2階部分に到達した。現場から撤去されたがれきの量は約3000トンに上った。現在も、火災により損傷を受けた周囲の3棟のビルが立ち入り禁止となっており、14日に技師により構造の検査が行われている。

 捜索活動の終了に伴い、崩落現場からの瓦礫撤去や、建物のあった土地に関する対応は今後サンパウロ市役所の管理下に入ることになる。

2018年5月15日付

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