受刑者の一時出所 95%は期間後に刑務所へ

 今週末の父の日にあわせ、年に6回ある刑務所受刑者の一時出所が実施される。9日付UOLサイトの報道によれば、サンパウロ州では約2万2800人が同措置の恩恵を受けるとみられる。一方、過去の平均では、期間終了後に刑務所に戻らない受刑者は約1000人となっている。

 一時出所の恩恵は、夜間のみ刑務所で過ごす半開放刑の状態にあり、刑期の6分の1(再犯の場合は4分の1)を経過し、素行が良好で判事の承認を得た受刑者が対象となる。同措置の期間は7日間で、年6回(復活祭、母の日、父の日、こどもの日、死者の日、クリスマスおよび新年)のうち最大5回の適用が可能とされている。

 この制度について報道では、受刑者の刑期終了後の社会への再適応のため、社会との結びつきを保つことが必要とする専門家の意見が紹介されている。一方、一時出所の期間終了後も刑務所へ戻らないケースや、出所期間中に犯罪を起こして逮捕されるケースもわずかながらある。

 刑務所管理局によれば、戻らなかった受刑者は逃亡したとみなされて半開放刑の恩恵を失い、再び拘束された後は終日刑務所で過ごす措置となるという。

 同サイトが情報公開法を通じて得た同州刑務所管理局のデータによれば、過去10年の平均では、一時出所の期間後に刑務所へ戻った受刑者の割合は94.78%となっている。

 父の日でみると、期間終了後に刑務所へ戻らなかった割合は、09年の6.26%(2万1577人中1351人)をピークに減少傾向にあり、2016年は3.4%(2万8213人中943人)となっている。

 今年の復活祭、母の日の一時出所では、計4万9274人が恩恵を受け、期間終了後に刑務所に戻らなかったのは1744人(3.5%)だった。

2017年8月11日付け

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