国内の水消費量 30年までに24%増加=ANA

 国家水資源庁(ANA)がまとめた2018年版水資源動向の調査で、ブラジルにおける処理済の水の消費量が2030年までに現在より24%増加するとの見通しが示された。エスタード紙が18日付で伝えた。

 同報告書では、水使用量の増加が、長期の降雨不足や不安定な水供給インフラによって引き起こされた問題を拡大する要因となる可能性が指摘されている。

 17年の国内における消費用の水の取水量は2083立方メートル/秒で、農産業(灌漑)への利用が全体の52%、動物の飼育のための利用が8%を占めた。その他の割合は、23.8%が都市住民への供給、9.1%が産業、3.8%が火力発電所、1.7%が農村部への供給、1.6%が鉱業となっている。

 水路流域別では、パラナ川流域が496立方メートル/秒で最も多く、以下、ブラジル南部の南大西洋流域が305立方メートル/秒、サンフランシスコ川流域が282立方メートル/秒などとなっている。これらの3つの流域での取水量は国内全体の52%を占める。

 ANAのマルセロ・クルス理事は、国内の水使用量が過去20年間で80%増加しているにもかかわらず、さらなる増加が見通されていることに懸念を示している。同理事はこの見通しについて、コントロール不能な状況にあることは意味しないとしながらも、インフラの問題によって取水・処理した水の半分以上が消費者に届いていないと述べ、対策の必要性を指摘している。

 18年の降雨量は、バイーア州のソブラジーニョ、ミナス・ジェライス州のフルナスなどいくつかの大規模ダムでの貯水量回復に貢献したが、通常のレベルに達するにはより多くの雨が必要とされる。ソブラジーニョの貯水量は1年前に4%まで下がったが、現在は29%となっている。連邦直轄区のデスコベルト貯水池は1年前に5.3%の貯水量を記録したが、現在では97%まで回復しているという。

 ANA水資源計画監督のセルジオ・アイリモラエス氏は、今年はいくつかのインフラ整備も行われ、来年の水利用の状況は過去5年間よりも安定するだろうとしながらも、継続的な注意が必要との見方を示している。

2018年12月22日付

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