国内各地で続く牛の盗難 南大河州は昨年7千万レの損害

 国内の様々な地域で、牛の盗難が牧畜業者にとって大きな問題になっているという。G1サイトが20日付で、ゴイアス州、ミナス・ジェライス州、リオ・グランデ・ド・スル(南大河)州の状況を伝えている。

 リオ・グランデ・ド・スル州農業連盟の推計によれば、同州内で昨年盗難された牛は8700頭に上り、約7000万レアルの経済的損失をもたらしている。情報公開法に基づいて得られたデータでは、15年および16年に同州内の10市で3358件の盗難事件が記録されているが、司法への告発まで至ったケースはそのうち198件(5・8%)に過ぎないという。

 同州北部アロイオ・テイシェイラで12ヘクタールの農場を所有する男性(78)のケースでは、1年間で10頭の牛を盗まれ、牧畜を諦めた。この男性によると、牛の盗難事件の大部分は警察により扱われていないため、生産農家からは大きな苦情があるという。一方、警察の側は、この種の犯罪を捜査するための組織的構造が不足していると主張している。

 今月上旬には同州南部ペロッタス市で、牛の盗難を専門に行っていたと疑われるグループに対する捜査作戦が実行され、14人が逮捕されている。警察によれば、このグループは昨年、約1500頭の牛盗難に関与していたとみられている。盗まれた牛の肉は同市内の精肉店や軽食店、レストランなどに販売されていたとされる。

 ミナス州三角ミナス地域のウベラーバ地方では、今年だけで牛の盗難事件が109件起きている。平均で2日に1カ所が被害に遭っている割合となる。

 三角ミナスのデルタ市にある農場が襲われたケースでは、武装した強盗達が侵入し、屠畜の準備ができていた17頭の牛を盗んで行った。農場の管理人は12時間にわたって縛られたという。この農場にとっては3度目の強盗被害で、今回の被害総額は約3万レアルに及ぶという。

 同州では先週、農村地帯で強盗を働いていた大規模グループの一つが警察により摘発されている。このグループは牛以外にも、小農家のコーヒー豆も盗んでいたという。

 ゴイアス州では、昨年12月に州内の農場が襲われ、66頭(12万レアル相当)の牛が盗まれる事件が発生したことを受けて、警察が農村犯罪に対応する専門部署を設置した。現在までに窃盗や盗難の容疑で40人が逮捕されているという。

2017年8月22日付け

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