国内新車 上半期 前年を14%上回る 自販連 年間予想を10%増に下げ

国内新車 上半期 前年を14%上回る 自販連 年間予想を10%増に下げ
国内新車販売台数(登録ベース、Fenabraveまとめ)

 ブラジル国内における2018年6月の新車販売台数(登録ベース)は、乗用車と軽商用車、トラック、バスを合わせて20万1987台と、17年6月を3.69%上回った。ただし、回復基調から一転、3カ月ぶりに前月割れを喫した5月(20万1870台)に対しては0.06%増とほぼ横ばいだった。これで18年上半期(1~6月)の販売台数は17年同時期に対して14.47%増の116万6663台となった。全国自動車販売業者連盟(Fenabrave、自販連)が3日発表した。

 6月の販売は弱々しいものだった。全体では5月に対して0.06%増とかろうじてプラスの領域に踏みとどまった。しかし、販売台数の中で最も大きな比重を占める乗用車の販売数は前の月を0.55%下回り、5月に続いて2カ月連続で縮んだ。3日付伯メディアによると、自販連はこの結果を踏まえて18年の年間見通しを少し悲観的な方向へと見直した。

 18年の年間予想の見直しはこれで3度目だ。自販連は今年1月、年間の販売台数を前年比11.8%増と予想したが、第1四半期(1~3月)に良好な結果を得た後にこれを15.1%増に修正した。そしてそのすぐ後、報道発表をすることもなくひっそりと前年比12.8%増に下方修正し、今回、10%増にまで引き下げた。各分野別の予想は、乗用車は前年比13.2%増から同9.9%増へ、軽商用車は11.6%増から8.7%増へ、バスは4.7%増から4.1%減へ、それぞれ下方修正された。トラックの予想だけは唯一、これまでの10.3%増から24.8%増へ大幅に上方修正された。

 年間予想の下方修正について、自販連のアラリコ・アスンソン・ジュニオル会長は、一連の複合的な負の要因によるものだとしている。アスンソン氏によれば、今年5月後半に発生したトラック運転手らの職務放棄によってブラジル経済にもたらされた損害は、今年の残りの期間内に回復が図られることはない。そして、トラックのストのすぐ後にはサッカー・ワールドカップ(W杯)が、自動車ディーラーの動きを冷え込ませるというW杯が持つ天然の作用とともにやって来た。そしてこれから先には、大統領選をはじめとする選挙と、それら選挙がもたらす不確実性がやって来る。アスンソン氏は「トラック運転手らのストは消費者の信頼感を悪化させた。そして、その期間中に我々が失った売り上げは、もう取り戻すことはできないだろう。だから我々は乗用車と軽商用車の市場成長予想を引き下げた」としている。

 今後に向けたさらなるマイナス要因としては、主にドルの上昇に起因する車両価格の調整、すなわち値上げが考えられる。ドルはブラジルの通貨レアルに対して今年6月だけで16%上昇した。これは輸入される部品や完成車のコスト上昇圧力となる。しかし大方の見方では、ドル高分の最終価格への上乗せは、サプライヤーとの交渉と利益率の縮小によって、ほんの一部だけにとどまる。

◆上半期最多はオニキスとストラーダ

 18年上半期に最も売れた(登録ベース)車種は、乗用車部門はゼネラル・モーターズのオニキス(GM ONIX)、軽商用車部門はフィアットのストラーダ(FIAT STRADA)だった。3年連続で上半期1位となったオニキスの販売台数は17年同期比7.7%増の8万9620台、そして2年ぶりに軽商用車1位の座に返り咲いたストラーダの販売台数は前年同期比35.3%増の3万2512台に上った。日本のメーカーが作る車の中では、トヨタ自動車のカローラとハイラックスがそれぞれの部門で最多だった。カローラの18年上半期の販売台数は前年同期比2.2%減の2万8554台、ハイラックスは同9.7%増の1万7442台だった。

 今年上半期のメーカー別シェア上位3社は、GM(16.89%)、フォルクスワーゲン(VW、14.76%)、フィアット(12.98%)。17年上半期との比較では、GMとフィアットのシェアが縮み、VWのシェアが拡大した。その結果、VWの順位は17年上半期の3位から2位に一つ上がり、フィアットは2位から3位に落ちた。日本勢の18年上半期のシェアは、7位のトヨタが8.04%、8位のホンダが5.74%、10位の日産自動車が4.13%。17年上半期よりもシェアを拡大させたのは日産自だけだった。

2018年7月7日付

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