国士舘SC第一期起工式 第22回文協桜祭り会場で

国士舘SC第一期起工式 第22回文協桜祭り会場で
起工式・地鎮祭の様子

年内の着工目指し8月から整地作業へ

国士舘SC第一期起工式 第22回文協桜祭り会場で
お経を供える呉屋祭典委員長、お香を供える菊地実行委員長(左から)

 移民110周年記念事業である「国士舘スポーツセンター開発計画」の第一期工事・中広場パビリオン建設の起工式・地鎮祭が7日、サンパウロ(聖)州サンロッケ市の国士舘スポーツセンター内で開催中の第22回文協桜祭りの会場で行われた。文協の肝煎り事業と化してきた国士舘SCの開発。第1期工事は、ブラジル日本移民110周年記念祭典委員会(呉屋春美祭典委員長)の資金から、概算総額約200万レアルの工費で実行される。

 1997年に国士舘大学より文協に寄贈された同センターには、自然豊かな約58ヘクタールの敷地があり、武道場や「コチア青年の森」、マレット・ゴルフ場が設けられている。所有者の文協の催しは、毎年7月の「桜祭り」のみとなっている。

 同計画は昨年12月の文協第153回評議員会で、建築家のハヤカワ・エイジ氏から開発計画の詳細が公表され、その場で承認された。

 開発で手が付けられるのは、敷地内の約25ヘクタールに当たる。各種イベント会場にすることを基本構想とし、大中小の広場横にそれぞれパビリオンが建設され、大広場には野外大型イベントやエキスポ、日系団体の祭りが行えるスペースが設ける予定としている。

 現在の入口付近は、既存の建設物を改築したレストランや市場、地域物産展などを用途とするグルメ広場となり、周辺通行路の拡張、駐車場新設、遊歩道整備も予定される。

 大中小3つの広場と3つのパビリオン、駐車場、スポーツなど各種イベントを実施する広場、レストラン・市場物産展を開催できる施設の建設や、自然を利用したハイキングコースの設置などが予定されている。

 前記の壮大な開発計画は、第1期から第3期に分けられており、第1期として中広場のパビリオン新築工事が年内を目標に着工される。建設予定地(桜祭りの会場)の整地を担当するのは文協ビル・文化ホール事業にも協力しているNIKOM社。同社の紫牟田寛社長は「8月から本格的に作業を始める」と話す。パビリオンは現在、同所にあるレンガ造りの長屋を壊し、1階にカフェやその厨房、倉庫、更衣室が設置され、2階はイベント会場として利用可能な施設になる。

 起工式では、浄土宗イビウナ日伯寺の桜井聡祐氏が地鎮祭を執り行い、同祭の来賓ら約40人が出席した。

 地鎮祭では、在聖日本国総領事館の野口泰総領事とクラウジオ・ゴーエス同市長が土地に塩を巻き、呉屋祭典委員長が「お経」を、同周年記念式典の菊地義治実行委員長が「お香」と野菜をそれぞれ供えた。

 桜井氏は「立派なパビリオンが建つように、この土地に住む虫など生き物にも助けを求めて野菜も備えました」と説明し、「この施設周辺の人たちに限らず、日系社会にとって良いものになりますように」と工事の成功を祈願して、「南無阿弥陀仏」が10回唱えられた。

 来賓らは、計3回の訪日、2回のリッファ販売など、各種資金集めに奔走してきた菊地実行委員長を口々に称える姿があった。

国士舘SC第一期起工式 第22回文協桜祭り会場で
中広場パビリオン(提供=文協)

 呉屋祭典委員長は「日系社会の色々なお祝いができる場所になる。来年の桜祭りは新しい施設も使い、他のイベントにも活用したい。周辺の文協や街の人にも使ってもらえるようにする」と同施設の構想を語る。

 また、同周年記念式典出席のために来伯する国士舘大学の柴田徳文館長を同センターに案内し、開発計画を直接報告するという。

 なお、第2期以降の計画は、費用の目途が立ち次第となる。

2018年7月13日付

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