埼玉県視察団がリオ訪問 東京五輪キャンプ地招致目的に

埼玉県視察団がリオ訪問 東京五輪キャンプ地招致目的に
バスケットボール連盟で招致活動を行う久保団長(右)

聖市で埼玉県人会等との交流も

 埼玉県庁県民生活部の久保正美スポーツ局長を団長としたオリンピック・パラリンピック課職員一行が15日に来伯し、8月にオリンピックが開催されるリオデジャネイロ市の関係各所の視察を行った。併せて2020年の東京五輪では同県でバスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃の4種目が行われることを受け、ブラジル選手団のキャンプ地として同県を利用してもらおうとBOC(ブラジル・オリンピック委員会)やサンパウロ市内の各連盟で招致活動を展開した。また今回の来伯では、2018年に同県からの移民100周年に向け準備を進める県人会への激励、ブラジル日本商工会議所で同県企業や物産、技術の紹介も併せて行われた。

 15日リオ市へ到着した一行は、リオ市の五輪運営担当部長のレオナルド・マーシアウ氏と会談。競技運営がどのように行われるかの確認、五輪に向けての準備の様子や、インフラ整備、「レガシー(遺産)」として何を残そうとしているのかなどが話し合われた。

 会談を通じ大会ボランティアの組織の仕方や会場へのアクセス方法、レガシーについての意見は「とても参考になった」と久保団長は語り、また「大会前に市民を盛り上げる気運醸成はさすが。自分たちの考え方とほぼ変わらなかったので、それを確認できて良かった」と話した。

埼玉県視察団がリオ訪問 東京五輪キャンプ地招致目的に
埼玉県人会との交流会
 一行に同行しているJTB関東支社の小池律子氏によると、レオナルド運営担当部長は五輪に際し格段に整備されるインフラをレガシーとして考えているそうで、「(その中でも)公共交通機関を残すことが重要」と語ったという。

 また、カリオカアリーナで15日から17日にかけて行われたブラジル含め4カ国が参加した女子バスケットボールのテスト大会を見学。運営方法、ボランティアの仕事の様子、観客の入場の仕方、多言語対応などを視察した。

 リオ市ではBOCも訪れ、東京五輪でのブラジル選手団のキャンプ地として埼玉県を利用してもらうよう招致活動を行った。久保団長は「実現するかどうかは分からないが」とした上で、「ある程度の手応えはあった。ブラジルのような大きな国が来てくれることに意味がある。キャンプ地としてだけでなく、県民との交流も図っていきたい。ブラジル選手団には日系人もいるだろうし、県民の中には私のように親戚がブラジルへ移住したという人もいるだろう。そういう意味でも他の国が来るのとブラジルが来るのでは大きく違う」と想いを語った。

 18日には聖市へ移動し、午後6時半からリベルダーデ区のニッケイパレスホテルで埼玉県人会(尾崎眞次会長)主催の歓迎会に出席し、当地の同県出身者と交流を深めた。

 翌19日はブラジル日本商工会議所と在サンパウロ日本国総領事館を午前中に訪問。午後からはパウリスタバスケットボール連盟、パウリスタ空手連盟の役員らと会談し、キャンプ地の招致活動を行った。

 空手連盟のジョゼ・オリベイラ会長は「(空手は現在正式種目ではないが)正式種目に採用された際はぜひ、埼玉でキャンプを行いたい」と前向きな考えを述べた。

 全行程を終え、清水雅之同課課長は「視察や招致活動が十分にでき、多くの関係者にも会え有意義な訪問となった。この視察を4年後に生かしたい。五輪に向け頑張っていきたい」と力強く語った。

2016年1月22日付

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