変わる不動産事情

 聖州地方部で販売増加 ジュンジアイ、サントスが人気

聖市をはじめ首都圏での土地価格の高騰により、今年に入ってから聖市内の住居用アパート、一戸建住宅の売り出し戸数が激減している。これに対して、聖州内地方部での売り出しが急増。不動産マーケットが様変わりし始めた。27日付フォーリャ紙が報じた。

大手不動産会社コエーリョ・ダ・フォンセカ社が今年1月から4月までの住居用アパート、一戸建住宅の販売状況を調査した。この調査結果によると、聖州の首都圏以外の売り出し戸数は、6652戸で昨年同期比で約7倍も急伸した。これに対して聖市は5271戸に留まっている。
昨年同時期の売り出し戸数は、聖市で9152戸、地方部で944戸だったことを考えると、いかに地方部の販売が増えたかが分かる。この理由について、同社重役のファッチマ・ロドリゲス氏は「住宅購入希望者は住環境の充実した快適な生活を求めている。そのため、比較的低価格の物件を提供できる地方部に人気が出てきている」と説明する。

地方部で最も販売戸数が多かったのは、聖市から北へ60キロ離れたジュンジアイ市。1400戸が販売され、その内訳を見ると低価格層(1平方メートル当たり3千レアル以下)が33%、中価格層(同3001~5500レアル)が50%、高価格層(同5501レアル以上)が17%の割合だった。

不動産会社のフェルナンデス・メーラ社によると、聖市内に居住しながら市内で働いている人が近郊都市に移り住み始めているという。ジュンジアイ で売り出された物件を購入した人の30%が聖市からの移住組で、3年前の平均10%から比べると増加している。ジュンジアイで最も人気のある物件は、床面 積70~80平方メートルで2LDKか3LDKとなっている。
また、聖市内からだけでなく、人気の高い聖市近郊のアルファ・ビレからも転住する人が増え始めている。その理由は、人口と自動車の増加で快適な生活が脅かされ始めたためだと言われている。
こうした環境の悪化を恐れるジュンジアイ市では、人口の急増を防ぐために住宅建設に関する新しい条例の施行を模索している。

一方、サントス市では低価格層、中価格層、高価格層の販売件数は3分の1ずつと平均化している。サントス市での売り出し戸数の増加は、岩塩層下(プレソルト)油田開発計画の影響で住宅購入希望者が増えているためだ。
なお、カンピーナス市やサン・ジョゼ・ドス・カンポス市での売り出し物件はすべて中価格層が対象になっている。

2011年5月28日付

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