外貨流出続く 物価上昇も止まらず

 ブラジルの手持ち外貨の動きをみると、2009年に入ってから好調となり、毎月、黒字を積み重ねて来たが、本年に入ってからは不調となり、6月は遂に貿易収支7.88億ドルの赤字に資金収支34.91ドルの赤字が重なり、42.70億ドルの流出となった。このような傾向は既に半年前から明らかであったが、種々の政治的思惑から、為替収支改善の措置を採用しなかったことが原因だ。現在からでも引き締め政策を採用すれば、被害は少なくなるであろうが、選挙を控えた現在では、不況政策を採用するのは更に困難と思われる。

 物価指数は本年1月から2月には月に0.7%から0.8%の水準にあったのが、6月には月間インフレなしのIPCAゼロパーセントを記録した。本年上半期の物価上昇率は3.09%、個別物価の上昇ではブラジルの代表的料理、フェイジョアーダに使用するカリオカ豆は81.78%、練乳は18.95%の上昇を見ているが、他の物価はお手伝いさんの給料7.17%、市内バス7.17%、高校の月謝6.29%、昼食代4.33%が値上りの大きい程度の上昇に過ぎなかったが、労働組合の側では最低給料510レアルから570レアルへの引上げを要求している。

2010年7月17日付

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