大分県人会創立65周年式典 県費留学50年、技術研修40周年も記念

大分県人会創立65周年式典 県費留学50年、技術研修40周年も記念
ケーキカットを行った野口在聖総領事、安藤副知事、玉田会長、井上県会議長(左から)

安藤副知事ら14人の慶祝団が来伯出席

大分県人会創立65周年式典  県費留学50年、技術研修40周年も記念
浄念顧問(手前)の発声で乾杯
 ブラジル大分県人会(四条玉田イウダ会長)主催の同県人会創立65周年、県費留学制度発足50周年、技術研修制度40周年を記念した式典が、9月29日午前10時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の宮城県人会館で開催された。同式典には、母県から来伯した安藤隆副知事、井上伸史(しんし)県議会議長を始めとする慶祝団14人が出席し、会場に集まった約300人が記念すべき年を祝った。

 式典には副知事、県議会議長ら一行のほか、民間から医師の薬師寺忠幸氏や歌手の平野トシさんなど14人の慶祝団が参加。ブラジルからは野口泰在聖総領事、ジェトロ・サンパウロ事務所の大久保敦所長、山田康夫県連会長、松尾治文協副会長、与儀昭雄援協会長、ブラジル日本語センターの日下野良武理事長などの来賓が出席した。

 式典は神戸(かんべ)保さんの司会によって進行。同県人会の牧半治副会長が開会の辞を述べた後に、日伯両国歌斉唱が行われ、次に先没者に対し1分間の黙とうが捧げられた。「君が代」は、アメリカのニューヨーク在住で来伯した歌手の平野さんが来場者をリードして歌い上げた。

 続いて、来賓の紹介後、祝電が披露された。現在ポルトガルに住んでいる非日系人のフェルナンド・ピアンさんは1998年から99年まで県費留学生として大分県で過ごした思い出を懐かしみ、「穏やかな人々と忘れられない素敵な思い出を過ごしました」と感謝の意を表した。

 玉田会長は式辞で関係者全員に謝辞を述べた後に、「もっともっと大分県を好きになって帰ってくる人たちを大事にお考えになってください」と母県の慶祝団へ依頼すると、会場からは拍手がわき上がった。

 安藤副知事は、ブラジルに移住した同県人と同県人会の活躍に敬意を表し、大分県に愛着を持ってもらっていることに感謝の意を表した。また、県費留学事業について「玉田会長に頼まれた県費留学の件を胸に強く受け止め、知事にもしっかり伝えたいと思う」と要望に対し前向きであることを強調した。また、同副知事は広瀬勝貞知事の祝辞を代読し、ブラジルと日本の懸け橋となっている大分県人とその子孫が、今後も日本との結びつきを深めることを願った。

 井上県議会議長、山田県連会長、安部順二同県人会名誉総裁など各来賓の祝辞に続き、安藤副知事により記念奨励金が援協、文協、県連、ブラジル日本語センターの各代表者に贈呈された。

 続いて各種顕彰が行われ、「功労者表彰」を安部同県人会名誉総裁と矢野敬崇同県人会名誉会長、「感謝状」を玉田会長をはじめ12人へ、敬老顕彰を米寿の大西初美さん(88)にそれぞれ贈られた。代表して矢野名誉会長があいさつし、涙で声を詰まらせながら更なる活躍を誓った。

 県人会から、敬老者で白寿の菅チエ子さん(99)、西博信さん(100)に記念品が贈呈後、母県と県人会でそれぞれ記念品が交換された。

 2016年県費留学生の小村カリーナみほさん(22、3世)は別府大学に留学し、日本語のレベルが飛躍的に上達したことや人生の学びがあったことを話し、県費留学制度の継続を願った。

 伊東信比古副会長による閉会の辞の後に、安藤副知事が『県政概要』について講演。引き続き行われた祝賀会では、玉田会長、安藤副知事、井上県議会議長、野口在聖総領事による鏡開きとケーキカットが行われ、浄念信行顧問の発声で乾杯の音頭が取られた。

 会食後は記念アトラクションとして、平野さんによる歌謡ショーやサンバショーが披露され、来場者を楽しませた。

 井上県議会議長による万歳三唱で、同式典は幕を閉じた。

2018年10月4日付

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