大志万学園創立25周年 苦難を乗り越えた四半世紀

卒業生と協力関係者に感謝を表し
式典での花束贈呈。真由美校長、真倫子氏、上田きよこさん、斎藤副校長(左から)

卒業生と協力関係者に感謝を表し

大志万学園創立25周年 苦難を乗り越えた四半世紀
卒業生によるコーラス
 1993年に創立された大志万学園(川村真由美校長)の25周年記念式典が9月29日夜、サンパウロ市ジャルジン・ヨーロッパ区のヘブライカ・クラブで開催され、卒業生と父兄をはじめ、同学園関係者や来賓など約1000人が詰めかけた。同学園理事の川村真倫子氏(90、2世)によると、創立当初は資金難に悩まされたが、関係者の努力と日本の篤志家など各方面からの寄付協力により苦難を乗り越えてきた四半世紀だったという。真倫子氏からバトンタッチされている娘の川村校長(58、3世)は式典あいさつで「私たちを信じていただき、本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを表していた。

 午後8時から行われた記念式典には、来賓として真倫子氏の恩師である故・大志万準治氏の遺族や玉川学園、日本倫理研究所関係者、在聖総領事館の野口泰総領事、千葉県君津市からの慶祝団(鴇田剛代表)一行らが出席した。

 式典では最初に同学園25周年の記念映像が上映され、川村校長、斎藤永実(えみ)副校長が同学園の歩みを振り返り、「私たちのトロフィーは、卒業生一人一人です」などと強調していた。

 野口総領事の祝辞に続いて登壇した君津市慶祝団代表の鴇田(ときた)市議会議員は、同市の小櫃(おびつ)小中学校と松柏・大志万学園が40年余りの交流があることに言及。「この交流は永遠に続くと信じています」と述べた。また、初来伯した石井清孝君津副市長からは、川村校長に記念品が贈呈された。

 松柏学園卒業生で連邦下院議員の飯星ワルテル氏の祝辞の後、真倫子氏が「今日の日を迎えることができたのは、皆さんのお陰です。心から感謝しています」と謝辞を述べた。さらに、大志万学園の名前の由来について生前の大志万氏の言葉を用いて紹介。「大志 万里を翔ける」という両氏の名前が入った言葉の掛け軸を見せながら、「あたな(真倫子氏)はブラジル人、自分(大志万氏)は日本人。一緒に頑張ろうじゃないか」という大志万氏の志を継続していくことの重要性を強調した。その上で、「(川村)真由美校長と(斎藤)永実副校長の2人が居なければ(同学園は)一代で枯れていた」と語り、2人の後継者に感謝の気持ちとして蘭の花が贈られた。

 卒業生の父兄を代表してオヌマ・ジュン氏の謝辞に続いて、卒業生たちから川村校長と斎藤副校長に記念品が贈呈された。

 川村校長は感極まりながら「私たちを信じていただき、本当にありがとうございます。知識も大事ですが、幸せでなければ何にもなりません。大志万学園では一人一人の個性を伸ばすために毎日努力しています」と述べ、出席者への感謝の意を表した。

 斎藤副校長の母親で、松柏学園時代に教諭だった上田きよこさん(84、東京)や現役教諭らに記念品が渡された後、約70人の卒業生らによるコーラスも披露された。

2018年10月5日付

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