大統領弾劾要求に反対 全国30都市以上で集会

大統領弾劾要求に反対 全国30都市以上で集会
ラルゴ・ダ・バタタ広場に集まった参加者たち(写真は全て米沢心撮影)

擁護の一方、政策批判も

ジルマ大統領の辞任を求める抗議集会が16日に全国で行なわれたのに対し、20日、大統領の弾劾要求に反対する労組・社会運動団体等の集会が各地で開かれた。伯メディア報道によれば、開催された場所は全国24州都とブラジリア連邦直轄区を含む30都市以上。参加者数は軍警察集計(21州都)で6万2000人、主催者は約21万人と発表している。最大規模となったサンパウロ(聖)市の集会には3万7000人(調査会社ダタフォーリャ)が参加した。

全国統一労組(CUT)、全国学生連盟(UNE)、家なし労働者運動(MTST)、インテルシンジカル、土地なし運動(MST)などの労組・社会運動団体が呼び掛け、労働者党(PT)が支援して実施された。同様の集会は3月13日にも開催され、19州都で2万6000人(軍警察発表)が参加した。

大統領弾劾を求める動きを「クーデター」と位置づけ、「民主主義擁護」の主張を展開。一方で、ジョアキン・レビ財務相が主導する財政調整路線など現政権の経済政策や、下院での弾劾要求に影響力を持つクーニャ下院議長への批判も目立った。

これらの主張やルーラ元大統領擁護等の声に加え、労働者の権利擁護やより多くの社会プログラム、富裕層に対して増税するべきとの意見など、各団体がそれぞれの主張をアピールした。

聖市は3万7000人

最大規模となったサンパウロ(聖)市の集会は午後5時半からピニェイロス区のラルゴ・ダ・バタタで行なわれ、参加者がそれぞれの主張を書いた横断幕やプラカードを手にパウリスタ大通りまで行進した。約4時間続き、ダタフォーリャによればピーク時の午後8時半ごろには2万9000人が参加したという。

ダタフォーリャによれば、参加者の平均年齢は42歳で、世帯収入が2最低賃金までが24%。49%が褐色、黒人系だった。54%が大統領に高評価を与えた。16日の抗議集会では、51歳以上が4割、白人系と申告した参加者が7割を占め、世帯収入の高い層の参加が多かった。


大統領弾劾を求めた16日の抗議集会には、全国で約61万人(軍警察発表)が参加。聖市ではパウリスタ大通りに約35万人(軍警察発表、ダタフォーリャ集計では13万5000人)が参加した。

2015年8月22日付

大統領弾劾要求に反対 全国30都市以上で集会
「民主主義を守るために」と書かれたブラジル共産党のプラカード(米沢心撮影)
大統領弾劾要求に反対 全国30都市以上で集会
集会の様子(サンパウロ市)(米沢心撮影)

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