大統領選は決選投票へ ボルソナロ氏とハダッド氏

大統領選は決選投票へ ボルソナロ氏とハダッド氏
リオ市内の投票所に到着したボルソナロ氏(Foto Tânia Rêgo/Agência Brasil)

統領選は決選投票
サンパウロ市内で投票したハダッド氏(Fotos Ricardo Stuckert)
 ブラジル全国で7日、大統領選挙および上・下院議員、州知事、州議会議員の選挙の投票が行われた。国内メディアが伝えた選挙結果によれば、大統領選挙は、右派のジャイル・ボルソナロ下院議員(63、PSL=社会自由党)が最も多い得票となる有効票の46.03%(約4920万票)を獲得した。過半数の得票に達しなかったため、29.28%(約3120万票)を獲得して2位となった左派PT(労働者党)のフェルナンド・ハダッド元サンパウロ市長(55)の上位2候補による決選投票が行われることになった。決選投票は今月28日に実施される。

 今回の大統領選挙には計13人が立候補した。PTは当初、ルーラ元大統領(収賄、資金洗浄による2審有罪判決に伴い収監中)を正大統領候補として出馬登録を行ったが、2審で有罪判決を受けた人の被選挙資格停止を定めたフィシャ・リンパ法により、選挙高等裁判所により同氏の出馬登録を無効とする判断が示された。ルーラ氏は、出馬登録無効の判断までの投票意向調査では支持率1位を維持していた。

 軍人出身で、治安の強化や銃規制の見直しといった提案を掲げるボルソナロ氏は、選挙に先立つ投票意向調査で支持率1位を維持してきた。9月6日にミナス・ジェライス州での選挙活動中に男に腹部を刺されて重傷を負い、街頭での選挙活動から離れた後も支持を伸ばしていた。

 PT政権の教育大臣で元サンパウロ市長のハダッド氏は、ルーラ氏の副大統領候補として出馬登録を行ったが、ルーラ氏の立候補無効の判断が示されたことを受け、9月11日にPTの正大統領候補となった。教育へのアクセス拡大や格差是正といった提案を掲げ、選挙戦終盤の投票意向調査でボルソナロ氏に次ぐ2番目の支持を得ていた。

 その他の候補の得票率は、シロ・ゴメス氏(PDT=民主労働党)が12.5%、ジェラルド・アルキミン氏(PSDB=ブラジル社会民主党)が4.8%、ジョアン・アモエド氏(Novo)が2.5%などとなっている。

 今回の大統領選挙では、投票を棄権した有権者の割合が02年の選挙以降で最も高い20.32%(約2970万人)に達した。白票は2.65%、無効票は6.14%だった。これらを合計すると、約3990万人となる。

 開票結果を受けて、ボルソナロ氏はフェイスブックを通じてメッセージを発表。「ブラジルはカオス(混沌・無秩序)の縁にいる」と述べ、国民の団結が必要と訴えた。

 ハダッド氏はサンパウロ市内のホテルで、社会格差の是正に向けて「ブラジルの民主主義者」の団結が必要との考えを強調した。

2018年10月9日付

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