大臣、議長、議員など98人 ファキン最高裁判事が捜査許可=ラバ・ジャット作戦

大臣、議長、議員など98人 ファキン最高裁判事が捜査許可=ラバ・ジャット作戦
最高裁のファキン判事(Foto: Lula Marques / AGPT)

 国営石油ペトロブラスに関係した汚職捜査「ラバ・ジャット作戦」の案件で連邦最高裁判所の報告官を務めるファキン判事は、連邦検察庁に対し、同汚職に関連した76件の捜査を開始することを許可した。8人の現職大臣、上下両院議長を含む上院議員24人と下院議員39人など98人が捜査対象となっている。エスタード・デ・サンパウロ紙電子版が11日付で報じ、その後国内各メディアが報じた。

 捜査開始許可の決定は、連邦検察庁の要請に対して行われたもの。対象の中には、捜査などの司法手続きの判断が最高裁によって行われる特権を有している政治家以外に、3人の知事、政治家など23人と国家会計検査院の検査官1人が含まれている。ジャノー検事総長は今年3月、ペトロブラス汚職の捜査対象である建設大手オデブレヒト・グループの役員・元役員78人が昨年行った司法協力証言に基づき、捜査開始の許可を求めるリストを最高裁に提出していた。

 捜査対象となった現職大臣は、パジーリャ官房長官、モレイラ・フランコ大統領府事務局長、ヌネス外相、カサビ科学技術相、マッジ農相、バルバーリョ国家統合相、ペレイラ産業相。与党PMDB(民主運動党)党首のジュカー上議、PSDB(社会民主党)党首のネベス上議も含まれている。

 報道によれば、証言の中で多く言及されている容疑は贈賄、収賄、資金洗浄、文書偽造に関するもので、その他にカルテル形成や入札の不正に関するものもあるという。捜査開始要請の約4割は、選挙における非公式口座に関するものだったとされる。

 捜査開始許可を受けて、今後は証拠の収集や証人・捜査対象者からの聞き取りなどの手続きが行われる見通しとなっている。これらの手続きについて期限は定められていない。捜査の終了後、検察が起訴について判断する。検察が起訴し、最高裁が受理した場合、その対象者は最高裁の刑事訴訟被告となる。

 ファキン判事は捜査の許可に加え、検察が要請したオデブレヒト社幹部の証言内容の秘密指定解除についても、2件の捜査を除いて解除することを決定している。また、最高裁で扱われる特権のない201件の捜査については、下級の裁判所へ送られた。この中には、9人の知事や、元大統領のカルドーゾ氏、ルーラ氏、ジルマ氏も含まれている。

 検察による捜査開始許可の要請では、テメル大統領の関与の疑いについても言及されていたが、在任中はその任期以前の事案で捜査されない特権があることから、対象者には含められなかった。

2017年4月13日付け

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