女性に対する性的暴力 通報が前年比90%増加=カーニバル

 連邦政府の女性政策局が3日に発表した集計によれば、今年2月25日から28日までのカーニバル期間中に180番(女性に対する犯罪通報サービス)に寄せられた性的暴力に関する通報件数は109件に上った。昨年のカーニバル期間中の通報件数58件から約90%の増加となっている。国内メディアが伝えた。

 同局のファチマ・ペラエス局長は今年の通報件数増加について、いまも多くの女性達がパートナーや家族から受ける暴力を通報する事に抵抗を抱いている現状から、女性に対する暴力撲滅の啓発のために政府が推進しているキャンペーンの反映との見方を示している。

 一方、性的暴力のみでなく、全ての通報件数でみると、カーニバル期間中の180番通報の総数は2132件で、昨年の2167件から1・6%減少している。

 今年は、通報のほぼ半数が女性に対する身体的な暴力(1136件)に関するものだったという。以下、精神的な暴力が671件、性的暴力が109件、道徳的な暴力が95件と続いている。このほか、監禁に関するものが68件、人身売買に関するものが4件あったという。

 ペラエス局長は、「これらの情報により、より多くの女性達が180番通報して事件を報告し、援助を求める勇気を持つようになったと信じている。カーニバル期間中には、多くの女性達が嫌がらせから暴行に至るまでの性的暴力の対象となっている。こうした種類の犯罪を阻止するため、効果的な活動をカーニバル期間中のみならず、全ての機会に実践しなければならない」と述べている。

 しかし、全ての通報が暴力行為の統計に含まれる訳ではないという。というのも、それらの通報は告発として、捜査のために各州の文民警察へ送付される。そして捜査プロセスが行なわれた後にのみ、そのケースが暴力行為として記録されるという。

 性的暴力は、暴力や強制による性的行為や試みを指し、性的なコメントや誘い、望まない攻撃も含まれている。また人身売買やセクシュアリティーに対する直接的な攻撃も性的暴力と考えられている。180番通報の応対センターは、全国の女性市民のための公的サービスと権利に関するガイダンスを提供するために創設された。電話は無料で、国内の全ての地域からかける事ができる。

2017年3月8日付

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