女性に対する暴力 年初からの訴訟は1.4万件=エスピリト・サント

 エスピリト・サント州における女性に対する暴力に関して、メトロジャーナルが25日付で伝えている。報道によると、同州で今年1月から7月の間に記録された女性が被害者となった殺人は84件で、66件だった昨年同期間から27%増加している。同州高等裁判所で同期間に記録された、女性に対する暴力に関する新たな訴訟の数は、30分あたり1件の割合となる1万4115件に上るという。

 女性に対する暴力対処センターのコーディネーター、クラウジア・サントス・アルブケルケ・ガルシア検察官は、「現在、女性達はさらに勇気付けられ、保護されていると感じている。(家庭内の暴力から女性を保護するため創設された)マリア・ダ・ペーニャ法の最大の遺産は、女性が加害者から離されるよう法的に守られる、保護措置の申請が増加した事である」と述べている。

 同検察官は女性に対する暴力について、記録された件数よりもはるかに多いとの認識を示す。身体的な暴力の場合は被害者からの訴えがなくても裁判になり得るが、精神的、または性的な暴力などの場合は女性からの訴えに依存しているとし、「調査では、性的暴力事件の10%のみが記録されていると指摘されている」と警告している。

 応用経済調査院のデータによると、エスピリト・サント州は、人口あたりの女性の殺人事件割合が全国で5番目に高く、10万人中6・9人の割合となっている。全国の平均は4・4人だという。黒色系の女性の被害でみると、10万人中9・2人で国内で最も高いという。

 法律によって家庭内暴力を防ぐメカニズムが創設され、加害者への厳罰化や、緊急保護措置の実施が可能となっているにもかかわらず、身体的および精神的な暴力に沈黙し、苦しむ女性の数は依然として多いという。

 文民警察の心理学者で、暴力対処への行動準備調査協同センター(Niev)のアナ・パウラ・ミラニ・パトロシニオ医師は、女性に対する暴力行為は、公共保安の問題としてのみ向かい合うべきものではなく、医療と社会支援の問題でもあるとして、「多くの場合、暴力は身体的なものではなく精神的なものである。この種の暴力は、被害女性の自主性や湧活(生きる力を湧き出させること)を損なう。女性達は無力感に陥り、それから抜け出す力がない」と説明している。

 Nievの活動の中には、家庭内暴力の加害者である男性の反省と責任に関する啓発プロジェクトがある。昨年は、女性に対する何らかの暴力に関与した男性182人に参加を求め、114人が応じたという。しかし、計5回の同プロジェクトに最後まで参加した男性は65人だったという。

2017年9月27日付け

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