子供のいる独身女性の世帯 10年前から110万世帯増加

 ブラジル地理統計院(IBGE)のデータによると、他の親族と同居している場合も含め、配偶者のいない女性と子供で構成される家族の数が2005年から15年の間に約110万世帯増加した。05年の1050万世帯に対し、15年のデータでは1160万世帯となっている。G1サイトが14日付で伝えた。

 このデータでは、絶対数は増加しているものの、全体に占める割合は同期間に18.2%から16.3%へ減少している。子供のいない夫婦や単独世帯などの割合が増えていることがその要因だという。

 一方、子供のいる場合のみでみると、独身女性の世帯の割合は25.8%から26.8%に増加している。

 州別では、連邦直轄区とアマパー州では、独身の母親と子供で構成される世帯の指数が高いという。アマパー州では、他の親族と住んでいるかどうかにかかわりなく、独身の母親と子供からなる世帯の割合は全体の20.6%となっている。連邦直轄区の場合、子供のいる世帯のみではこの割合が31.6%になっている。

 IBGEの人口調整および社会指標の研究者クリスチアーネ・ソアレス氏は、これらのデータについて、近年の国内の社会力学と人口統計プロファイルを反映しているとの考えを示している。

 IBGEの人口統計国勢調査によれば、10年の出生率は1.9人で、00年の2.38人から減少している。出生率の低下は全ての年齢層で起きているというが、1991年~2000年の人口調査を観察すると、15~24歳の年齢層の出生率に変化があるという。10年のデータでは、女性が子供を産む年齢が上昇しているという。

 15~19歳の母親の割合は、00年の14.8%から10年は11.8%に減少している。この減少の要因として、女性の学歴の向上が挙げられている。中等教育で学ぶ女性の増加率は、男性に比べて9.8%多くなっており、大学における男女学生(18~24歳)の割合でも、10年には女性が全体の過半数(57.1%)を占めたという。

 ソアレス氏はこのほか、家族の中で代表と見なされる女性が増加している事も指摘している。IBGEは、誰がその世帯(家族)の責任者か、または他の成員から責任者とみなされているかについても調査している。子供のいる世帯の中で、配偶者がいるとしても、女性が代表と見なされている割合は、05年には4・8%だったが、15年には15・7%に増加しているという。

 ソアレス氏は、「これは非常に重要である。調査では、なぜこれらの女性達が代表者とみなされているのかわかっていないが、社会的な変化が起きている事に注意を向けている。というのも、これは主に夫婦の間でも起きているからだ」と述べている。

2017年5月17日付け

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