安永幸柄さん「優秀賞」 日本の民謡民舞全国大会で 

安永幸柄さん「優秀賞」 日本の民謡民舞全国大会で 
受賞後の塩野支部長、安永さん、安永さんの父母(左から、塩野支部長提供写真)

伯国支部50年の歴史で初の快挙

安永幸柄さん「優秀賞」 日本の民謡民舞全国大会で 
佐々木氏ら一行が日本で開催した激励会の様子(塩野支部長提供写真)

 (財)日本民謡協会主催の「平成29年度民謡民舞全国大会」が5日から8日まで、東京都内の「きゅりあん(品川区立総合区民会館)」で行われ、ブラジル支部(塩野彰支部長)から内閣総理大臣賞争奪戦に出場した安永幸柄(ゆきえ)さん(30、4世)が北海道民謡の「道南口説き節」を唄い、見事「優秀賞」に輝いた。伯国代表の「優秀賞」獲得は、同支部50周年の歴史の中で初の快挙となった。

 今年5月にサンパウロ(聖)市内で行われた「第50回日本民謡ブラジル記念大会」で、第30代目の節目にあたるブラジル代表の座を獲得した安永さんは、「日本での大会を楽しみたい」と語っていた。

 ブラジル支部関係者らによると、ブラジル代表で同大会で賞を獲得したのは、2000年にクリチバ在住の佐藤吉治さんの「秋田馬子唄」が「審査員奨励賞」を受賞して以来。「優秀賞」はブラジル支部50周年の歩みの中で、初となる快挙だ。

 当日、会場にはブラジルから18人が応援に駆けつけ、安永さんの「道南口説き節」を見守ったという。会場で見ていた塩野支部長は、「今年は(同争奪戦に)出場した63人みんな良かった。その中で、若手の幸柄さんが入賞できて本当に良かった」と興奮を交えながら電話取材に応じた。安永さんの唄に関しては、「堂々と、そして楽しそうに唄っていた」と話し、「本部とブラジル支部の関係も、50周年記念式典後、これから次世代の活躍につながるよう期待しています」と語った。

 今年で創立50周年を迎えたブラジル支部は、7月16日に聖市内文協大講堂で記念式典を行い、佐々木基晴氏ら慶祝団の来伯記念公演も開催していた。塩野支部長によると、今回ブラジル支部の一行が訪日した際には、佐々木氏ら一行が同大会前に激励会を開き、手厚く歓迎してくれたという。

 指導に携わってきた海藤司ブラジル支部副会長は、「僕もびっくりした」と一言。「(安永さんが民謡を習い始めた当初)全然唄えなかったのが、まだ2、3年であそこまで堂々と唄えるとは。荒削りでも全部出し切ったと思う。素晴らしい」と賛辞を送った。

 海藤副会長は、「民謡というのは、まだまだ日本と(ブラジルで)レベルの差がある。今、若い人が出てきて、これだけ差が縮まっている。あと数年で良いところまでいけるよう期待したい」と抱負を語っていた。

2017年10月17日付

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