宗教指導者らを逮捕 信者の奴隷的労働の疑い=連邦警察

 連邦警察6日、バイーア州、ミナス・ジェライス州、サンパウロ州の各地で活動する宗教グループに対する強制捜査を実行し、指導者とされる13人を拘束した。この宗派の信者が奴隷的な状況に置かれていた疑いが調べられている。国内メディアが同日付で伝えた。

 捜査によると、このグループは、人々を奴隷に類似した状況に追い込んでいた疑いのほか、人身取引や詐欺、組織犯罪、文書偽造、資金洗浄に関与していた疑いがもたれているという。

 連邦警察によると、この宗派の指導者達は、サンパウロ市にある宗派の教会で信者達に訴え、この組織が管理する団体のため、自分の財産全てを寄付するように説得していたとみられている。そのために、全ての財産や不動産が共有されるコミュニティで共存するという心理的な教義を利用していたとされる。

 こうした教義を教えられた後、信者達はミナス州内のコンタージェン、ベチン、アンドレランジア、ミンドゥリ、マドレ・デ・デウス、サンビセンテ・デ・ミナス、ポウゾ・アレグレ、ポソス・デ・カルダス各市の農村部や都市部に連れて行かれたという。

 バイーア州では、イボチラマ、ルイス・エドゥアルド・マガリャンエス、バンデルレイ、バーラ各市に連れて行かれた。これらの都市で信者達は、何の報酬もなく長時間にわたる労働に従事していたとされる。信者達は、畑や、修理工場、ガソリンスタンド、パステル店、菓子店、縫製業などの商業施設で働いていたという。

 寄付された信者達の財産と、人件費を支払う事なく商業活動を実施する事により、この宗派は家屋や大農園、高級車を含む大規模な財産を蓄積していったとみられている。現在では、トカンチンス州に事業を拡大しつつあるという。

 一連の捜査は、この宗派がサンパウロ州からミナス州に移りつつあった11年に始まり、13年に行われた第1段階の作戦で、農村の所有地や都市部のいくつかの企業が検査を受けた。15年には第2段階の作戦が実行され、この宗派の指導者5人が一時勾留されている。

 6日の捜査にあたり、22件の予防勾留令状に加えて、17件の商業施設活動停止令状、42件の捜索押収令状が発行され、連邦警察官220人と労働省の監査官55人により各地で執行された。

2018年2月10日付け

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